Eiichiro Blog

中年ベーシストの音楽談義と日々の日記。

DREAM BOX.

2012-12-10 18:10:57 | Weblog
それは寒い日曜日。
私は夕方まで昼寝をしていた。
それほどリラックスしていたという事だろうか。

悲しいとか寂しいとかそういった感情は一切なかった。
いつも通り今日はライブの日…そういった感覚だった。
それが自分でも不思議だった。

今日で『skull jibe』は解散する。
その事実だけが存在していた。

『スタジオ106』でmiiと合流。
いつもと変わらないmiiがそこにいた。
変わっていると言えば…体調を崩して少々身体がキツそうなところだけだろうか。
三日前に風邪をひき…必死で今日歌える状態にまで戻した努力をカケラも見せずにそこにいた…。

時間は待つ事なく過ぎていく。
定刻どおりイベントがスタートした。

顔見知りの共演者さん。
いつものように楽しいステージを繰り広げていた。
ノリノリだったり…しんみり聴かせたり…
ミュージシャンの数だけドラマがあった。

岩男邦広さん…私たちのために曲を披露して下さってありがとうございました。
THE GANGさん…温かい心のこもったお手紙ありがとうございました。
しかも私たちの曲までカバーしてくれて…

『最後やけラスト2曲一緒にしようや~!!』

その気持ちだけでも本当に嬉しかったです。

そして我々『skull jibe』の出番。



【曲目リスト】

① 夢ツムギ(アコースティック・バージョン)
② 蒼い空の恋歌(アコースティック・バージョン)
③ 刹那の風
④ skull jibe メドレー
⑤ 伝書鳩

この日のセットリストは私が決めた。
メドレー以外は全てmii作詞・作曲の曲だ。

MCでは普段私は何も事前に決めたりしないのだが…
この日は2つ言う事を決めていた。

ひとつは…
音楽の『お』の字も知らない…楽器も弾けない…
そんな人でもステージに立てる。

ふたつめは…
『夢は努力してたら叶うもんだよ。』

この二つは絶対言うつもりだった。
それは『skull jibe』最後のメッセージ。
これだけは伝えたかった。

この日のステージ…ラストの伝書鳩を演奏する前に…miiが泣いた。
miiのMC中最後の挨拶の時だった。
本当にこの子は努力している姿を人に見せない。
『skull jibe』結成当時は歌なんてまともに聞けたもんじゃなかった。
一年半という時間…本人は一生懸命自分なりに努力したんだろう。
前の歌とは比べ物にならないほど進歩したのは誰しも認めている。

miiは最後の曲を気力を振り絞って歌いきった。

もう二人でステージ立つ事はない。
それぞれ別のステージへ進むため…
これからがまた新たなスタートなのだ。

『skull jibe』に関わってくださったすべての皆さまへ…

本当にありがとうございました。

『skull jibe』という…素敵な『夢の箱』…。

その蓋を閉める時が来た。

しっかりと鍵をかけて…
次の『夢の箱』の蓋を開けるために…

また旅に出ます。



Eiichiro
コメント
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