母の手。

私の母は高齢で足腰が弱く…一人では外出できません。

なので…いつも私が傍について買い物とか外食に出かけます。

私の家はアパートの２階。

約２０段ほどの階段があります。

母にとって…降りる時はまだ良いのですが…上る時が一苦労。

先日…あまりにも母がキツそうだったので…

母の手を引いて階段を上りました。

もし母が丈夫で元気だったら…

母の手を握る事も無かったでしょう。

手を握った瞬間…

母が私を頼っているという実感が湧きました。

母の手ってこんなに小さかったのか…。

私が子供の頃に母に手を引いてもらった記憶は薄れましたが…

その頃の母の手は…私にしてみれば頼もしい手だったに違いありません。

その母が今…私を頼っている…。

時の流れというものを感じずにはいられません。

一般的に…お子さんや恋人と手を繋ぐという事はあっても…

この歳になって親と手を繋ぐなんて…なかなか無いですよね。

皆さんも…

大切な人と手を繋いだ時に…

その手の感触から伝わる…

言葉にできないものを感じてみて下さい。

きっと…

尊いものを感じるはずです。

Eiichiro






bumpy blume / Dream seed PV


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