昨年の12月23日…そう私の誕生日。
私は夜勤でした。
いつものように夕方起きて母の部屋へ行くと…
母はベッドの中にいました。
起き上がれないとの事。
事情を聞いてみると…昼間に転倒して背中を強打した様子。
かなり痛がっていたので救急車を呼んで病院に連れて行こうとしましたが…
頑なに本人が拒否するのでその日は様子を見ることにしました。
翌日も痛みは引かないようで…2日後の25日病院に連れて行きました。
結果は背骨の『圧迫骨折』。
無論…即入院という事になりました。
母は82歳になる高齢者です。
回復するのに時間がかかりますし…なにより元通りの生活が出来る保証もありません。
何はともあれ病院に全てを委ねるしかありません。
入院したのがクリスマスの日。
もちろん2~3日で退院できるはずもなく…母は病院で年を越しました。
私も一人の年越しでした。
母の入院と同時に私の本当の一人暮らしが始まったわけですが…
今まで母がやってくれていた事…掃除や洗濯…お風呂の用意…お弁当作りや料理…
12時間勤務の私にとって…母のやってくれていた事の大変さが身にしみて分かりました。
お弁当作りも何度か挑戦したのですが…やっぱり断念しました…結局コンビニ弁当に…。
仕事から帰って母が沸かしてくれていたお風呂…これを自分でやっていると軽く1時間程時間を取られます。
一人暮らしの人は毎日やっている事なんでしょうけどね。
入院生活も長引いてくると母もさすがに見るからに病人らしくなり…
今まで生活していた記憶が曖昧になってきたり…
話の脈絡がおかしくなったり…。
私は日勤以外の日は殆ど見舞いに行きました。
母の好きなコーヒーや甘いものを買って行くと…母は笑顔でそれを口にしていました。
それが母にとっては唯一の楽しみだったかもしれません。
今年の1月29日。
骨折の方はだいぶ回復したようですが…今までの生活を送るためにリハビリが必要となりました。
そして別の病院に転院。
入院生活も…まる一ヶ月。
もともと足腰の弱い母にとってリハビリはきついものだったに違いありません。
私はその現場を見る機会がなかったのであくまで推測ですが。
記憶の方も普通だったり…支離滅裂な事を話したり…。
かなりその日によって波があるのを確認しました。
それは主治医の先生からもその点を指摘されました。
『じゃあもう帰るけね。』
『何ね!まだいなさい。』
母も寂しかったのでしょう。
いつだったか…私が病室を後にして…看護師さんと話している時に…
母は私の後を追ってきた日もありました。
思うように動かない身体でベッドから起き上がり…私を追ってきたのです。
そんな母ですが…本日無事に退院しました。
『病院の食事は美味しくない!!』
いつもそう言っていた母に今日はお寿司を買って帰りました。
嬉しそうにお寿司を口に運ぶ母。
2ヶ月ぶりのお寿司です。
美味しかったかな?
これから少しずつ生活を取り戻せばいいと思っています。
せめて一緒にいれる時は…いてあげようと…。
私にとって…たった一人のかけがえのない家族です。
それは母にとっても同じでしょう。
何はともあれ…
『おかえりなさい。』
やっと自分の家に帰って来れたね。
ゆっくり休んでね。
私は夜勤でした。
いつものように夕方起きて母の部屋へ行くと…
母はベッドの中にいました。
起き上がれないとの事。
事情を聞いてみると…昼間に転倒して背中を強打した様子。
かなり痛がっていたので救急車を呼んで病院に連れて行こうとしましたが…
頑なに本人が拒否するのでその日は様子を見ることにしました。
翌日も痛みは引かないようで…2日後の25日病院に連れて行きました。
結果は背骨の『圧迫骨折』。
無論…即入院という事になりました。
母は82歳になる高齢者です。
回復するのに時間がかかりますし…なにより元通りの生活が出来る保証もありません。
何はともあれ病院に全てを委ねるしかありません。
入院したのがクリスマスの日。
もちろん2~3日で退院できるはずもなく…母は病院で年を越しました。
私も一人の年越しでした。
母の入院と同時に私の本当の一人暮らしが始まったわけですが…
今まで母がやってくれていた事…掃除や洗濯…お風呂の用意…お弁当作りや料理…
12時間勤務の私にとって…母のやってくれていた事の大変さが身にしみて分かりました。
お弁当作りも何度か挑戦したのですが…やっぱり断念しました…結局コンビニ弁当に…。
仕事から帰って母が沸かしてくれていたお風呂…これを自分でやっていると軽く1時間程時間を取られます。
一人暮らしの人は毎日やっている事なんでしょうけどね。
入院生活も長引いてくると母もさすがに見るからに病人らしくなり…
今まで生活していた記憶が曖昧になってきたり…
話の脈絡がおかしくなったり…。
私は日勤以外の日は殆ど見舞いに行きました。
母の好きなコーヒーや甘いものを買って行くと…母は笑顔でそれを口にしていました。
それが母にとっては唯一の楽しみだったかもしれません。
今年の1月29日。
骨折の方はだいぶ回復したようですが…今までの生活を送るためにリハビリが必要となりました。
そして別の病院に転院。
入院生活も…まる一ヶ月。
もともと足腰の弱い母にとってリハビリはきついものだったに違いありません。
私はその現場を見る機会がなかったのであくまで推測ですが。
記憶の方も普通だったり…支離滅裂な事を話したり…。
かなりその日によって波があるのを確認しました。
それは主治医の先生からもその点を指摘されました。
『じゃあもう帰るけね。』
『何ね!まだいなさい。』
母も寂しかったのでしょう。
いつだったか…私が病室を後にして…看護師さんと話している時に…
母は私の後を追ってきた日もありました。
思うように動かない身体でベッドから起き上がり…私を追ってきたのです。
そんな母ですが…本日無事に退院しました。
『病院の食事は美味しくない!!』
いつもそう言っていた母に今日はお寿司を買って帰りました。
嬉しそうにお寿司を口に運ぶ母。
2ヶ月ぶりのお寿司です。
美味しかったかな?
これから少しずつ生活を取り戻せばいいと思っています。
せめて一緒にいれる時は…いてあげようと…。
私にとって…たった一人のかけがえのない家族です。
それは母にとっても同じでしょう。
何はともあれ…
『おかえりなさい。』
やっと自分の家に帰って来れたね。
ゆっくり休んでね。