Eiichiro Blog

中年ベーシストの音楽談義と日々の日記。

future.

2015-11-26 10:15:12 | Weblog
私…来月で49歳になります。

何人かの人には話していたのですが…48歳になったら音楽辞めるつもりでした。
でも…そんな時に出会ったのが『KAYO』です。
『bumpy blume』始めたら欲が出てきましてね…ずっと続けていきたいなと思ってました。
あ…まだ辞めるつもりありませんよ!!(笑)
KAYOは手がかかる子です。
女子力ないし…ガサツだし…人の言う事聞かないし…(ゴメン!!)
でも…ひとつだけ(これも語弊があるかな?)…
素晴らしい才能を持っていました。
それは…『作詞・作曲』の『能力』です。
私はそれにおいてはKAYOに敵いません。
なので私自身は現在作曲はしていません。
『bumpy blume』は言わばKAYOの世界なのです。
私はそれにちょっと味付けをしているだけです。
『Dream seed』を聴いたとき…
『奇跡なんかじゃないんだよ』を聴いたとき…
この曲をたくさんの人に聴いてもらいたいと思いました。
『bumpy blume』はそれからライブを重ね…100回をゆうに越えました。
そこで出会った数多くのミュージシャン…
皆さん熱い想いを持った人たちばかり…

『負けちゃいられない!!』

そう思うのは自然な事ではないでしょうか?
だから練習しました。
練習すれども上手くならず…自分に腹を立てて泣きじゃくるKAYO…。
これは日常茶飯事です。
何度もぶつかり何度も解散の危機がありました。
でも乗り越えてきました。

正直『bumpy blume』は技術的に優れたユニットではありません。
本人たちが一番よく分かっています。

『上手くなりたい!!』って思っちゃいけませんか?

全てが上手くいかずに…もがいていてはいけませんか?

下手な奴は…自己主張してはいけませんか?

これだけたくさんの人に出会えたし…そして…出会えた事に感謝しています。
ライブの場をいただけた事にも…もちろん感謝しています。

だったら一生懸命ステージをやる事が私たちの義務だと考えています。

同じ人間…同じ音楽を愛する者たちの集まり…
意見の相違は仕方のない事です。
でも…それに流されて自分たちの音楽をないがしろにするつもりはありません。
私の残りの人生を懸けてもいいユニットなのです。
もし『bumpy blume』が終わりの日を迎えたならば…

私は潔く引退します。

と言っても…楽器は弾き続けますけどね…。(笑)
もう人前で演奏する事はないでしょう。
その覚悟で日々活動しています。

たくさんの出会いの中で…私より年上の尊敬できるミュージシャンの方たちに共通している事…
それは…

ライブで最高のパフォーマンスをする。

そのためにいろんな事を研究されたり…いろんな事を試されたり…
本当に頭が下がりますし…勉強になります。
だから…私たちはもがいているのです。

『へぇ~上手いな~』

と思うだけで終わりたくはないのですよ。
盗める技術は盗みます。

私個人としては…『ステージを見てほしい』し…
見るに値しないなら…それを指摘してほしい。
ぬるま湯に浸かっているとそれは麻痺していきます。

せっかく音楽やってるんだからそれを極める努力をしたいのです。

アコースティックは踊っちゃいけませんか?

『曲を聴いてください!』って言っちゃいけませんか?

もっと上手くなってからステージ上がるべきですか?

過去に数人ほど酷評をいただいた事があります。
その時は本当に悔しかったし腹も立ちました。
でも…言ってくれたから『今』があります。
その方たちには感謝しています。

万人に好かれようとは思っていません。
嫌いならば嫌いで結構。
でも…

『bumpy blume』の曲を聴いて元気をもらってます。

そんな言葉をいただいたのも事実です。
KAYOの作った曲が人の心を動かしたのです。
それは私たちにとって誇りです。

歌が下手でも…ギターが下手でも…
『bumpy blume』は『bumpy blume』であり続けたいのです。
私の残りの音楽人生を捧げたユニットですから。

『謙虚さ』を説くならば…その謙虚さは共演者にも向けられていますか?

『感謝』を説くならば…お客さまに対して真摯な姿勢を見せていますか?

この二つは自分自身に問うているものです。
肝に銘じておきます。

さて…タイトルの『future』ですが…
未来・将来という意味の他に…

『行く末』

という意味もあります。

私の行く末…
それは自分で決めます。

至らないところもあると思います。
ご気分を害された方もいると思います。
でも…傍観者ではいられませんでした。
正当化するつもりも卑屈になるつもりもありません。

今の私の正直な気持ち…
記憶の片隅にでも残していただければ幸いです。

最後まで読んでいただいて…ありがとうございました。

Eiichiro
コメント
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