EAST JUNIOR FAN CLUB

青森市内の学童軟式野球クラブチーム「イースト・ジュニア」を応援するブログです。

学童大会2010(佃クラブ戦)その3

2010年05月06日 | 学童大会
学童大会

5月2日(日)

風が少し出てきたが、
それほど気にはならない。




【5回の裏】


9-3と逆転されての
イーストジュニアの攻撃。


トップの飛雄馬は、キャッチャーフライ。
続く真央三振で、
簡単にツーアウトとなった場面から、

りくが、ライト横へのヒットで出塁すると、
これに、樹がレフト前ヒットで続く。


さらに、啓志が四球を選んで、
ツーアウト満塁の場面をつくる。


(よし、打線が繋がった。)


バッターは、4番拓郎。

チッコイが、筒井南戦ではサヨナラヒットを打っている。


バッターボックスで、
小さな身体から、ひねり出すように
「行ったー!」と大きく叫び、
気合いを溜め込むと、

その気合いが、応援席にも伝わってきた。


(ここで、一本出れば、勝負はわからない。)



カウント1-1から拓郎は、
上手く右側に、流し打った。

その当たりは、ゴロで1、2塁間を破る。

走者は一斉にスタートを切っている。

リクは本塁へ、
樹はサードベースを回らんとしている。


ヒットなら2点は貰えそうだ。



ライトがキャッチして、ファーストへ送球する。


拓郎は、果敢にヘッドスライディングで
ファーストベースに飛び込んだ。


しかし、タイミングは、アウト。

一瞬の間をおいて、
塁審のアウトのジャッジが下された。




(少しでも、横に逸れていればなア~)

と、思えど、反撃の「のろし」は、
残念ながら上がらなかった。



拓郎のヘッドスライディングに、
「ナイス!ファイト!」
の掛け声もあったが、
冷静に考えると、あそこは駆け抜けるべきだったろう。


マッ!拓郎だから・・・。
ショウガナイか・・・。

(9-3)




【6回の表】

トップバッターに四球で、出塁を許す。

続くバッターを三振にとるものの、
この間に2盗、3盗を許し、
ワンアウト3塁。

相手4番バッターの当たりは、
サードへのやや強い打球。

これをサード拓郎が待って捕って、
サードランナーに一瞥(いちべつ)を投げかけ、
ベースに釘付けにしておいてのファースト送球。

しかし、受け取った孝太郎のグラブから、
ボールがポロリとこぼれて、
ワンアウト1、3塁のピンチを招く。


続くバッターに四球で、ワンアウト満塁。


(うーん・・・。厳しいナ・・・。)と、

誰もが思っていたが、彼らは守り抜く。



続くバッターのサードゴロを本塁送球でタッチアウト。

サード拓郎からの送球は、
りくのミットにシッカリと収まったが、
頭が一つほど違う相手サードランナーとの交錯プレーに
りくは、よく耐えた。


さらに、相手7番バッターをサードゴロに打ち取り、
ピンチを切り抜ける。

(9-3)




【6回の裏】

この回トップの翔伍のショートゴロが、
ファーストへの悪送球となって、
セカンドへ進み、
貴重なトップバッターがセカンドへ。

続く、孝太郎、悠成が連続三振で、
(これまでか・・・。)と、思ったところで、

打撃好調の飛雄馬の当たりは、
ライト横へのツーベースヒット。
このタイムリーで翔伍が生還。


ここんところの記録が、少し不確かです。
飛雄馬タイムリーではなく、
その前にパスボールがあったような
気もするのですが・・・。


(9-4)





ツーベースを放った飛雄馬は、
それでも満足できなかったのか、
サードへ突入。

しかし、これは少々無謀で、
ライトからの返球が間に合いサードタッチアウト。


(飛雄馬くん!今度は、打球を見て走ろう!)


ここで、主審が時計を気にした様子を見せたが、
試合続行の判断が下される。




【7回の表】

トップをサードゴロ。
次のバッターは、
レフト前に落ちるかと思われる打球を放つが、
ショート樹が、
上手く回り込んでのファインプレーでツーアウト。


続くバッターのショートライナーは強襲ヒットとなるが、
最後のバッターの打ち上げたフライに、
キャッチャーりくが、ダイビングキャッチを見せて
スリーアウトチェンジ。


ベンチへの戻りしな、樹とりくが、
ニコニコ顔でグラブタッチしていた。


(9-4)




【7回の裏】

さて、迎えた最終回。

コールドゲームという可能性も
想定の中には入っていただけに、


「ヨクゾ!ここまで戦った。」
「最後は、思いっきりバットを振ってくれ。」


といった、心境だった。




これに応えたのは、3年生の港。

公式戦、初打席。
場所は、市営球場。
学童大会の大舞台。


EJの一塁側応援団は、朝一番の試合とはいえ、
50人以上の応援団となっている。


監督が、代打を告げると、
ネクストバッターズサークル付近で、
港は、1本、2本と素振りを繰り返す。



港が、「ブン!」
(実際には、音は聞こえませんでしたが・・・。)

観客席が「おー!」



また、港が「ブン!」

観客席が「おー!」



プロ野球でも、素振りだけで、
こんなに観客が沸くことはないと思う。



普段のバッティング練習でも、
港の振りは、思い切りがいい。

しかし、相手ピッチャーは6年生。


年齢差3つ、
身長差30センチ、

といった具合だろうか。



港は果敢にバットを振るが、
当たるはずはない。



初球を「ブン!」

「ストライ~ク!」と審判。


2球目を「ブン!」

「ストライ~ク」と審判。


3球目を・・・。

港は、見送った。

「ボッ!」と審判。


4球目を「ブン!」
と、思ったら、

「カキン!」と、

感触のいい音が、グランドに響いた。


ピッチャーへのライナー!


この当りが、
相手ピッチャーのグラブを弾いた。


港は走る。

トコトコ走る。



ファーストへ間に合えば、
強襲ヒットだ。


記念すべき市営球場、
学童デビューを
初打席、初ヒットでデビューすることができる。



グラブを弾いたボールをピッチャーは拾いに行くが、
これが手元でファンブル。


この間に、港は、ファーストべースに無事到着。



「いいぞ!港」、「ナイスバッティング港」の大合唱と

「いいか!絶対ベースから離れるなよ~」の声が、

一塁側スタンド内で入り混じった。



(バッターボックス港)



この後、トップのりくが、ピッチャーゴロ。
この当たりで、港はセカンドへ進む。

次の2番樹が、ショートフライでツーアウトとなったが、

このプレーで、
港は、セカンドベースをチョコッと離れたところを
相手ショートに見つけられ、
タッチアウトにされゲームセットとなった。





「いいか!絶対ベースから離れるなよ~」の声は、

セカンドベース付近までは、

ちょっと届かなかったようだ。












たくさんの応援団が詰め掛けてくれた。

今回は、EJからのエントリーとはならなかった、
選手や父兄も応援に駆けつけてくれた。

OBの選手やその父兄も見に来てくれた。

たくさんの応援を頂きながらも、
試合に勝つことは出来なかったが、


選手達のプレーは、
これまでのEJ野球に比べても
遜色ないものだったと思う。


深々と応援席に頭を下げている
彼らに、再度、拍手を送りたい。

本当に、よい試合を見せていただきました。





この後、EJは恒例のお花見!!


野球の結果を忘れて、

楽しい1日を過ごしたのでした。







by mino




試合後のミーティング。

そっと涙を見せていたのは、
キャプテン孝太郎と副キャプテンのりくでした。
もう一人の副キャプテン拓郎も
つられそうになっていましたが、
ギリギリこらえた模様。


このチームで初めて、
試合に負けた悔し涙を見ました。


次回は、うれし涙を見たいものですね。

さあ、スポ少目指して、練習、練習!!





合浦の花見から、我が家の二次会まで、

12時間飲んでしまった・・・。

後半の記憶がないのですが・・・。







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イーストがんばれ (とうさん)
2010-05-06 21:42:18
大変楽しく読ませてもらっています。引き続き試合結果、感想期待してます。
返信する
イースト頑張ります。 (mino)
2010-05-07 06:51:36
とうさん 様

試合経過は、選手はもちろん、相手チームにも失礼にならないように気を使うので、結構、時間がかかります。
しかも、晩酌をしながらキーボードに向かうので、誤字脱字も多いかと思います。

不定期更新ですが、これからもよろしくお願いします。
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