自然を体験する旅

エコツーリズム・プロデューサーの壱岐健一郎がお届けする旅に関するスローなブログ

100%エネルギーを自給する町

2004-10-12 06:40:22 | 環境
先月末、岩手県葛巻町に行ってきた。NPO法人元気ネットの第3回全国大会とエコツアー運営のためだった。ドイツの環境政策や市民の意識にある種のカルチャーショックを受けた直後だったが、自国でまたまたショックを受けた。しかし、このショックは日本も「捨てたもんじゃない・・・」という希望を与えてくれるものだった。

人口9000人の町は牛の数の方が多く、酪農の町。
東北新幹線の盛岡駅より北、隣町のいわて沼宮内駅から車で30分。どこにでもある日本の田舎だった。ところが普通の田舎ではないから今回の全国大会がここで開催されたわけだ。国内はもとより海外からも視察団が押しかけているらしい。

この町はエネルギーを自前で調達する循環型社会の未来型都市のモデルだった。風力、水力、ソーラー、バイオマス、今回のエコツアーでは自然エネルギーの再生過程を視察体験することができた。

写真は牛の糞尿からメタンガスを抽出し貯蔵するタンク。