横綱物語「まったり部屋の仲間たち」

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名力士外伝その一~水戸新山

2012-03-16 15:02:08 | ゲーム
十両に昇進すると必ず当たる張り手戦士

ある親方はこう呼ぶ
永遠のボーナスステージ

別の親方は彼に負けるようなら十両では通用せず幕下レベル

決して凄味があるタイプではない。
しかし彼は長期戦となれば力を発揮するタイプでもあった。
長期戦になれば新山のペースにはまる
とある十両力士は話していた。

そういえば難しい技タイプの弟子が十両時代に比較的彼を相手に苦戦をしていた事を覚えている
けたぐり持ち力士だと一発で仕留められる相手だったが…

そんな彼だが意外な一面を持っている
高校は県内屈指の進学校に在籍
一般的な人から見れば大きいが決して目立つタイプではなく
将来は教師か公務員を目指していた

彼が相撲を始めたのは意外にも大学に進学してからだった
強豪でもないごく普通の相撲部に在籍する
そんな彼の得意技は最初に覚えた張り手だった

学生横綱出身の幕内力士が当時をこのように話す
彼は頭脳派なんですよ…。クレバーな一面を持っていて対戦する時も嫌でした
長期戦だけは絶対に避けたい相手でしたね

4年間の間の活躍が認められやがて彼は教師をあきらめ角界入りする
しかし、十両上位の壁は破れず10年後、現役を引退する

引退後は彼の故郷水戸に戻り市内の私立の高校の非常勤職員として教職へ就く
やがてアマチュア資格を取り、相撲の指導を始める
僕みたいな張り手力士?いえ
角界に入っても恥ずかしくないレベルの子を育てたいですね

そう言いながら彼は笑顔で答えてくれた


コメント
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