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ALS:筋萎縮性側索硬化症に関する知見と治療法

2022-04-24 18:19:58 | ブログ

ALSに関する基礎的な情報

私たちが身体を動かすとき、その指令は大脳皮質から脊髄という場所を下降する上位運動ニューロンと、脊髄から動かしたい筋肉まで伝達する下位運動ニューロンを介し伝えられます。運動ニューロン疾患とは、この伝達路である運動ニューロンが傷んでしまう病気です(図1)。いくつかある運動ニューロン疾患の中で、もっとも重篤な病気が筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic lateral sclerosis: 以下、ALS)です。米国で国民的に人気のあったメジャーリーグ野球選手ルー・ゲーリックがこの病気で亡くなったことから、ALSは「ルー・ゲーリック病」と呼ばれることもあります。

 

ALSはアルツハイマー病、パーキンソン病に次いで患者数の多い神経変性疾患であり、日本では約9,000人の患者がいます。発症は40代から70代が多く、その10%が家族性で、90%は孤発性といわれています。

この病気を発症すると、徐々に身体が動かせなくなり、食事や会話も困難になり、呼吸もできなくなってしまいます。人工呼吸器をつければその後何年も生きることができますが、全身の麻痺は不可逆的で、進行を数ケ月程度遅らせる薬はあるものの、根本的な治療法はありません。 障害(変性)が出るのは運動神経のみであり、患者さんは意識がはっきりしたまま、徐々に体が動かせなくなります。発症すると確実に機能が失われていくため、家族の介護負担が非常に大きい特徴があります。

手足の筋力低下と筋萎縮

ALSの患者のうち約4分の1の方は、最初に手足の動きが弱くなり、病院を訪れます。重いものを持てない、走りにくい、階段が昇りにくいなどの自覚症状を感じます。これらの症状とともに、手や足の筋肉がやせ細ってきます。症状が進むと歩行が困難となり、車いすが必要となります。

現在認可されている薬は2つあり、いずれも病気の進行を抑える作用はありますが、症状を改善させる効果はありません。残念ながら根本的に本疾患を治せる薬はまだありません。

リルゾール(リルテック)©:1回1錠、1日2回(朝及び夕食前)の内服薬です。ALS患者さんの生存期間や人工呼吸器装着までの期間を約3ケ月間延長させる効果があります。

エダラボン(ラジカット)©:1日1回の60分かけて点滴するお薬です。12週間ごとに10~14日間連日投与します。ALS患者さんの生存期間や人工呼吸器装着までの期間を数ケ月伸ばす効果があります。

ALSの原因究明に関する情報

高レベルの低周波磁場に曝された溶接工や他の作業者の神経変性疾患 の調査研究

スウェーデンにおける職業被爆による低周波電磁波被爆と神経変性疾患による死亡との関係を評価した研究があります。

方法:

この研究は、537,692人の男性と180,529人の女性を含むスウェーデンの産業技術労働者(溶接工等)の人々を対象にしていました。これらの人々は、最新の3つのごく最近の国勢調査の死因とその原因の調査結果と比較されました。

結果:
主要または死因としてのアルツハイマー病のリスクは、男性と女性の両方で低周波電磁場への曝露の増加とともに増加し、男女合わせて最高被爆グループでの相対リスク(RR)は4.0倍、95%信頼区間(95%CI)は1.4-11.7倍でした。曝露 - 反応関係の示唆とともに、最高曝露群のALS(筋萎縮性側索硬化症)のRRは2.2倍(95%CI:1.0〜4.7)でした。パーキンソン病または多発性硬化症についてリスク増加の証拠は見られなかった。


結論:
この知見は、職業的に低周波電磁場に暴露された従業員におけるアルツハイマー病とALS(筋萎縮性側索硬化症)の発症リスク増加の予測を裏付けるものである。

ALSは性感染症かどうかをO-リングテストで調べた研究

ユーゴスラビアでALSの患者2人と多発性硬化症(MS)の患者10人を大村教授の開発したバイ・デジタルO-リングテストを用いて調査した研究結果が報告されています。

結果:

間接的なバイ・デジタルO-リングテストによって得られた知見によると、ALSとMSを持つ全ての患者は、感覚運動皮質に関連して、尿生殖器系の感染と頭頂後頭部で同一の感染を持っている事が判りました。濃度を測定した組織内の水銀沈着量は、一次感染が尿生殖器系にあることを示しました。同様に、既往歴は、初期症状が性器感染症および尿路感染症に関連するものであり、それらが神経学的症状に先行することを確認しました。患者さんやその性的パートナーと話している間に、そのうちの一人が定期的に乱交的であることを知りました。

全患者がウイルスや細菌の複合感染をしていました。全ての患者に見られた根底にある感染症は、他の伝染性の病気と関連しているクラミジア・トラコマーチスによって引き起こされていました。 4人の患者がエブスタイン・バーウイルス、2人がサイトメガロウイルスCMV、2人が2型ヘルペスウイルスHSV 2、3人が関連CMVおよびHSV 2、そして1人の患者が関連CMV + HSV 2 + HSV 6に複合感染していた。 11人の患者がカンジダ・アルビカンスCandida albicansを患っていました。 1人の患者は淋菌Naiseria gonorrhoe感染、7人は大腸菌E.Colli感染、2人の日和見細菌・エンテロバクター・アエロゲネスEnterobacter aerogenes感染、および2人のブドウ球菌と大腸菌Staphilococcus aureus + E.Colli感染でした。

❶ ALSもMSも、泌尿生殖器と脳の知覚運動野(頭頂後頭葉)に感染  が見られた。


❶ 水銀の蓄積も見られた。


❶ 初期感染は泌尿生殖器であり、問診からも初期の泌尿生殖器の症状  が確認できた。その後から神経症状が発症している。


❶ 患者との話から、性パートナーの一方は、性的に放縦と分かった。


❷ 全ての患者が複合感染している事が判明した。基礎感染として、全   ての患者にクラミジア・トラコマーチスの感染が見られた。


❷ 4名はエプスタイン・バーウイルス(EBウイルス)に感染。

  2名はサイトメガロウイルス(CMV)に感染。

  2名はヘルペスウイルスHSV-2に感染。

  3名はCMVとHSV-2の複合感染。

  1名はCMV+HSV2+HSV6の複合感染。

  11名はカンジダ・アルビカンス、

  1名は淋菌、7名は大腸菌、  

  2名は日和見細菌・エンテロバクター・アエロゲネス、

  2名はブドウ球菌と大腸菌の感染が見られた。

バイ・デジタルO-リングテストを用いた調査から、ALSもMSも性感染症であることを示しています。性教育を通して、予防手段の活用と生活態度を変えることにより、病気の進行と蔓延を防ぐことができると思われます。

カルシウム不足による神経系の伝達不良

人体の構成成分としてのカルシウムは、成人男性の場合で約1 kgを占めます。主に骨や歯としてヒドロキシアパタイト Ca5(PO4)3(OH)) の形で存在するのです。

生理作用

生体内のカルシウムは、遊離型・タンパク質結合型・沈着型で存在します。ヒトをはじめとする脊椎動物では、主に骨質として大量の沈着型がストックされているが、細胞内のカルシウムイオンは外より極端に濃度が低く、その差は3桁に達する。同様の濃度差はカリウムとナトリウムでも見られるが、カルシウムでは細胞内濃度が厳密に保たれている。これは、真核細胞内の情報伝達を担うカルシウムシグナリングのためと考えられていて、細胞膜にカルシウムイオンを排出するカルシウムチャネルが備えられている。

筋肉細胞では、収縮に関わるタンパク質(トロポニン)に結合することが不可欠である。カルシウムイオンは細胞内液にはほとんど存在せず、細胞外からのカルシウムイオンの流入や、細胞内の小胞体に蓄えられたカルシウムイオンの放出は、様々なシグナルとしての生理的機能がある。

薬理作用

カルシウムは便や尿として体外に排泄されるため、これを補う最低必要摂取量として、日本の厚生労働省は1日に700mg(骨粗鬆症予防には800 mgを推奨)をあげている。

いくつかの症状に対し、医薬品として処方されることがある。定番となっている胃の制酸薬以外にも、カルシウム欠乏による筋肉の痙攣、くる病、骨軟化症、低カルシウム血症、骨粗鬆症の治療に、主に経口摂取で用いるほか、血液中のリン酸濃度を抑制したい場合に用いる。また、栄養補助食品も広く販売されている。

つまり、カルシウムが不足すると骨密度が低下するだけでなく、筋肉細胞の収縮に関わるタンパク質に不可欠であり、細胞の情報伝達にカルシウムイオンが重要な働きをしている為に、ALS患者ではこのカルシウム濃度が十分であるかどうか調べておくことが重要である。

以上の3つの論文や情報から判ることは、電磁波の被爆で免疫系が弱った人間の脳神経系に、何処にでもいる細菌やウイルス、真菌=カビなどの複合感染が原因でALSを発症し、更にカルシウム等の栄養素の不足で症状が悪化する事を強く示唆しています。

従ってALSの治療法は以下の内容となります

❶ 電磁波測定器で家庭内の電気製品等の電磁波を測定して、日々の生   活で被爆する電磁波のレベルを出来るだけ低く保つ。           (0.5~1.0ミリガウス以下)。

❷ バイ・デジタルO-リングテストでALS患者が感染している細菌や     ウイルス等の病原体を特定し、抗生物質や抗真菌剤、抗ウイルス薬      (ヘルペスウイルス薬)等を投与する。

❸ カルシウムが不足していないか血液検査を実施し、不足している場     合はサプリメントを摂取する。摂取量が十分にも関わらず血中濃             度が正常範囲を外れている場合は、副甲状腺機能の異常などが     疑われる為、副甲状腺機能を検査する。

❹ 免疫を強化する。乳酸菌の一種=エンテロコッカス・フェカーリス     製剤を飲む。血流を良くする食事に気を付ける。EPA・DHA製剤     =フィッシュオイルを摂取する。

❺ 体内から水銀を排泄する為にデトックスを行う。中国パセリ       (パクチー=コリアンダー)を食べるかサプリメントを飲む。

❻ 性パートナーもバイ・デジタルO-リングテストでウイルス感染の     有無を調査すると共に関係などを再考慮する。 



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