太陽の国 メキシコで

メキシコでの生活、育児、仕事など、書き綴ります。

仕事観の変革

2007-01-19 | 仕事
9年前くらいになるでしょうか、教員をしていた友人の勧めである研修に参加しました。それが、その後私の人生を大きく変えるきっかけとなったのですが。。。
その講習に参加していなかったらアルゼンティンにも行っていなかったでしょうし、メキシコにも来ていなかったと思います。

またその講習を通じて広い年層(20代から60代)の色々な職種の方(パチンコ屋の店員さんから大きな会社の役員さん、中小企業の社長さん、主婦の方々など)と知り合いになり、多くのことを学び体験させてもらいました。
未だにそのうちの何人かの方とはメールなどでもやりとりをさせてもらっており、普段連絡を取っていない方々でも、私が帰国したりすると、皆で集まってくれます。
その研修を通して貴重な人間関係を作ることができましたが、研修内で貴重なお話もいっぱい聞かせてもらいました。その中の一つに「仕事観の変革」というテーマがありました。

かなり前の話なので、ウル覚えの部分が多いのですが、仕事観には、4つ(?5つだったかも?)のレベルがあって、「生存、維持、学ぶ、与える」となっているそうです。

『生存』・・・生き延びるためだけに仕事している状態。
『維持』・・・現状(自分の生活、自分の地位など)を維持するために仕事をしている状態。
『学ぶ』・・・学びながら仕事をしている状態。プラス思考の状態。
『与える』・・・仕事を通して人々に与えよう、という崇高な意志のレベル。最 高の仕事意識の状態。

細かい所はちょっと違うかもしれませんが、このような内容でした。
今の自分はどのレベルかしら?と省みてみると、明らかに『維持』の状態だと言えます。よくありません。。。

新卒で教員として働いていた時期は、『学ぶ』と『与える』の中間くらいだったと思います。

その後、アルゼンティンで日本語教師で働いていた2年間は、『生存』状態。

メキシコで通訳として働き出した頃は、『学ぶ』と『与える』の境目。

その後、違う会社で働きだして、『維持』。

会社が変わり、現在、通訳・翻訳の仕事にも慣れてきて、その後それほど進展もなく、どっぷり『維持』状態に入っていました。『維持の下(げ)』と言っても過言ではありません。

本当であれば、『学ぶ』『与える』の境目から『与える』レベルに上昇していかなければならないのに、怠惰な私は『維持』に落ちてしまっています。
このまま落ち続けていく危険性があります。
何とかしなければいけません。。。

こうして自分の現状を常に客観的に見ながら、方向修正していかなければならないのですが、そんなことすら忘れていて自分がどういう状態なのかもあまり気にせず危機感もなく過ごしていました。

ふと『仕事観』という言葉を目にして、この研修を思い出し改めて考えさせられた次第です。。。


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2 コメント

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大事なことですね (ortiz)
2007-01-21 00:49:42
まさに仕事をするとき、向上心があるのとないのとでは格段の差がありますね。私の仕事はツーリストガイドで、「維持」に走るしかない状態の時もありますが、日本のお客さんに少しでもメキシコの良いところを観てもらいたいと努力はしています。たくさんのお客様から「学ぶ」ことはたくさんあり、多少は私も「与える」部分があればいいなと思います。
eriさん、奇遇ですね。私はコスタリカで2年間日本語教師をしました!
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Re:大事なことですね (eri)
2007-01-23 06:57:02
ortizさん、訪問頂きありがとうございました。
コメントもありがとうございます。
ツーリストガイドのお仕事されているそうですね。
ortizさんはきっと旅行者の方々の楽しい旅のお手伝いをし、仕事を通して「与えている」方と思います。
そうなんですか!!ortizさんも日本語教師されていたのですか?
もしかしてortizさんもJICA関連でしたか??
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