太陽の国 メキシコで

メキシコでの生活、育児、仕事など、書き綴ります。

父からのメール

2009-06-16 | 日本
今日父の携帯電話から久しぶりにメールが届きました。
父母が大事に育てていた花々の咲いた実家の庭の写真が添付されていました。

実は先々週に突然妹達からメールが入り、父が発作を起こして病院に行ったという連絡が来ました。その時には『動脈硬化』という病名が告げられて薬をもらって帰ってきたのですが、その翌日にはもっと強い発作が起こったらしく、看護婦をしている2番目の妹が泊り込んで様子を見ていたのですが、発作が強くなったと言うことで朝方救急車で病院に運ばれ、『狭心症、心筋梗塞』ということで、急遽血管を開く手術が行われました。
手術前からお医者さんから『大丈夫です』と言われていたので、私もただひたすら連絡を待っていたのですが、お陰様で手術も無事終わり、数日後に回復室から通常の病室に移り、現在入院中です。

ずっと妹達とは連絡を取り合っていましたが、入院している父は高熱が続いていたらしく何の連絡もありませんでした。
ですが、少し調子が良くなったらしくやっと本人からメールが届きました。
『今では後3-4日で退院出来ますので心配しないで下さい、これで安心です。』
短いメールですが、かなり安心しました。
なんせ遠くに離れているので何かあっても何もしてあげられない。
こういう時に本当に自分の親不孝さが身に沁みるのですが、だからと言ってメキシコを離れて日本に住む、という訳にもいかず、ただ不甲斐なさを感じていました。
考えたくありませんでしたが、『万が一のことがあればすぐにでも帰国しよう』と覚悟だけはしていましたが、お陰様でそうする必要はなくなり本当に良かったです。

昔は色々スポーツをしていたらしく、若い頃から仕事で自転車、バイク、車を乗り回し、体力にはかなり自信のある父でしたが、年齢のせいもありますが、昔からかなりのヘビースモーカーで更にお酒も甘い物も好き。味付けはいつも濃く、醤油・塩・砂糖を結構多く摂取していたという食習慣も影響して今回このような病気になってしまったと思われます。

私も父は昔から病気知らずで体がとても丈夫でしたので、ついついいつまでも丈夫でいてくれるような錯覚でいましたが、もちろん父も年を取っていっている訳で、今回改めて父母の健康について考えさせられました。

今回手術が上手くいったと言っても、まだまだ今後発作が起こる可能性がありますし、発作が何度も起こると生死にかかわる可能性もあります。
そう考えるだけでも、今まで私の中に存在していなかった不安がどんどん高まっていく感じがします。
本当にこのままメキシコに居て良いのか、という疑問も捨て切れない訳で、かなり複雑な心境です。
長女なのに大事な時には家族の側に居ず、役立たず。
覚悟をしてメキシコに来たつもりですが、やはりいざとなると色々心揺れ動きます。
今の所はただただ父母の健康を祈りつつ、いざという時には直ぐに日本に帰国できる準備を常に整えておき、なるべく頻繁に日本に帰国できるようにしたいと思います。


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