太陽の国 メキシコで

メキシコでの生活、育児、仕事など、書き綴ります。

日本のニュースを読んで。。。

2006-11-24 | 日本
こうして日本を離れていると、ついつい日本のことに疎くなってしまいますので、無駄なアガキですが、時々インターネットなどで、ニュースを読むようにしています。

先日もニュースを見ていましたところ、小学生や中学生による「いじめによる自殺」、「教師の自殺」「・・・の自殺」と自殺に関する記事がいっぱいあることに驚きました。
(メキシコは世界一自殺の少ない国と言われていますので、ここでは自殺のニュースは1年に1件聞くか聞かないかだと思います。その違いについては、また後日コメントできればと思います。)

これでも中学校で5年半ほど教師をしていた端くれですので、特に小学生・中学生の自殺のニュースは、本当にやり切れない思い、悔しい気持ちがこみ上げてきます。

「幼い小さい胸いっぱいに詰まってしまった悲しみ・辛さ・苦しみを、聞いてくれる大人は誰もいなかったのか。。。気付いてくれる大人はいなかったのか。。。」

「救いの手を差し伸べてあげる大人は一人もいなかったのか。。。」

「いじめをしていた子供たちにそれがいけないことなのだと叱ってあげる人はいなかったのか。。。」

「世界はここだけじゃないんだ、と言って、その学校から引き離し、良い環境に連れて行ってくれる人はいなかったのか。。。」

「何故大人に一言も相談できなかったのか。。。」

すべては結果論で、私も第三者であり、私が傍に居たとしても気付かないかもしれない、何もできないかもしれない。
でも、こんな遠くにいても、日本にいる子供たちに私にも何か出来ないか?と思わずにはいれません。


もし息子も含め、私の身近にがそういう境遇にあっている子がいたら、何もできなくても強く抱き締め続けてあげたいと思います。
「あなたはかけがえのない人」「私はあなたの味方」だと。

私がこんな発想になったのも、メキシコやメキシコで出会った人々のお陰だと思います。
大人の私でさえ、挨拶のハグ、お祝いのハグ、励ましのハグ、慰めのハグ・・・など抱き締められることによって沢山の物をもらいます。愛情や温かい物が伝わります。
人とつながることで、「一人じゃない」ことが感じられます。

たとえ一部で人格を否定されても、どこか別の場所で、別の人から、人として愛され、認められていられる場所があれば、その子が自信や希望を完全に喪失することなく、必ず何らかの解決の道が得られるのではないか、と思います。

人を絶望に追い打つのも人ですが、希望を与え救うのも人しかいないのでしょう。
私も一人の人として、将来のある大事な子供たちを見守らなければいけない大人の一人として、絶望ではなく、自信や希望を与えられる人間になりたいと思います。

亡くなっていった幼い子供たちのご冥福を祈りつつ、このような悲しい出来事が繰り返されないことを願いつつ。。。より良い自分になる決意をこめて。



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