敗血症等の病態では患者の内皮細胞からヘパリン類似物質heparinoidが放出され、Heparin-Like Effect:HLEをきたすことがあります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25189998/
敗血症等の病態では患者の内皮細胞からヘパリン類似物質heparinoidが放出され、Heparin-Like Effect:HLEをきたすことがあります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25189998/
ECMO患者での抜管 vs 非抜管の多施設PSmatching
(ECMO離脱に成功した人での比較です!!)
https://journals.lww.com/ccmjournal/Abstract/9000/Continuous_Versus_Routine_Standardized.95081.aspx有意差があったのは
・SAPSIIが高い群に限定すると抜管確率低くなる OR 0.97(95%CI:0.95-0.99)
・ICU-freedaysは抜管群が優位に長い(22日 vs 18日、p=0.036)しかし、その他は有意差なし。
・VAPのOR 0.96(95%CI:0.51-1.82)
・30日死亡率も有意差なし(5% vs 17%,HR 0.54, 95%CI:0.19-1.59)。
などなど…この結果は、どうでしょう?個人的にはVAP頻度、身体機能、long term mortalityなどで差が出るのならばわかるのですが。そして一番大事なのはECMO離脱の比較ですので、そもそもこのデザインではだめです。これは前向き研究にするか、もっと症例が集まらないとPSMでは難しいでしょう。あくまで探索的な結果でしょうか?
持続脳波cEEGとルーチン脳波EEGの比較(RCTのpost-hoc)https://journals.lww.com/ccmjournal/Fulltext/9000/Continuous_Versus_Routine_Standardized.95081.aspx
これらの脳波所見を組み合わせた予後不良モデルをそれぞれで作成し、モデル適合度を比較。EEGでは陽性的中率70.91%、陰性的中率63.93%。cEEGでは陽性的中率84.62%陰性的中率74.77%。ちなみにモデルの構成要素は
・EEG:背景脳波と反応性、spindle、LPD
・cEEG:背景脳波と反応性、RDA、LPD結論は、意識障害患者の予後判定にはcEEGがいい。この差はperiodic dischargeの頻度が上がる以外に、Rythmic Delta Activitiyを見抜けるかどうかにもよるようです。RDAはictal stateとinterictal stateの中間といわれています。