オピオイドを使用すると容量依存的にせん妄が増える
https://www.atsjournals.org/doi/abs/10.1164/rccm.202010-3794OC?af=R
観察研究を多変量解析しているので、Biasについて熱い議論が出来そうです。項目に重症度スコアが3つも使われてて多重共線性が気になります。
ICU患者の酸素目標 高いvs低い
https://jamanetwork.com/journals/jama/article-abstract/2783810
またもSpO2低め目標のnegative data
Oxygen, IOTAと良いデータの後、ROX,LOCO2,HOTとnegative dataが続いています。(situationは全部違いますが。)
VqSOFA>qSOFA
https://journals.lww.com/shockjournal/Abstract/2021/09000/Prognostic_Accuracy_of_VqSOFA_for_Predicting.6.aspx
知っての通り、qSOFAはICU/ERどちらのセッティングも死亡率を予測しないと指摘されています。そこで、静脈血のlactateを使用したVqSOFAスコアです。28日死亡率のAUCROCはVqSOFA0.851,qSOFAスコア0.813でした。
⊿P>15よりもMP>17の方が28日死亡率と有意な関連
https://ccforum.biomedcentral.com/articles/10.1186/s13054-021-03710-6
これもMP。内容はかなり難解で読み応えありですがかみ砕くと28, 60日の生命予後には影響するが主にelastic power (0.098 x VT x RR x 0.5 x delta-P)の部分が大きい。delta-PとRRは呼吸器の変数の中で生命予後に影響する。中でも、delta-Pが1上がる場合のeffect sizeはRRが1増える場合の4倍と、かなり大きい。delta-PとRRは特にcomplianceの悪い肺では両立できませんが、優先すべきはdelta-P。
ICMからakiに対して、バランスをマイナスにしたほうが
RRTが必要になる頻度が少なかったというRCTakiになるとなんとなーく補液したくなるけどそれは違う、っていう話ですhttps://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00134-021-06401-6