最近すっかり早起きが定着してしまった。写経の趣味といい,なんだか随分年寄りじみてきたかなという感じ。つい1年くらい前までは出勤時間ぎりぎりまで寝ていたのに。
まあ,自分で自分に言い訳しても仕方ないが,ちょうど去年の夏休み。どこにも行くあてはなく,ひたすら家でオンラインゲーム。夕食の時に飲んでしまうと,そのあと,いくら翌日休みとはいえ,夜中まで起きていられない。だもんで,さっさと飲んで10時頃には寝て,朝は4時くらいからUO(オンラインゲーム)三昧。午前8時にはメンテで一端サバが止まるので,それからまた寝る。なんて生活1週間近くしたのがきっかけのような気がする。
ところで,あいさつの件。散歩で,近くの公園だったり,ファミリーランドの遊歩道だったり,休日には登山道だったり,朝早くからでかけることが多くなった。
登山道では,昔からすれ違う人と挨拶をかわすのが,どちらかといえば当然という感じがする。これは早朝も日中も変わりないかな。
公園の散歩。もちろん行くまでは普通の道路。場所が良いせいか,結構早い時間から散歩している人は多い。ほとんどお年寄りだけど。
おじいちゃんでもおばあちゃんでも,たまには中年のおばさんでも,結構みなさん,しっかりと朝の挨拶を交わしている。もちろん挨拶をしない人もいる。
始めの頃は,前から歩いてくる人を見て,どうしようかな,あいさつしたほうがいいのかな。なんていかにもつまらない,ちっぽけな悩み。
挨拶しても迷惑そうにされるのやだしな。と,どうでもいいことを考えているうちに,先方から元気に「おはようございます。」と声をかけられる。
子供達にはいつも「あいさつぐらい,きちんとしろよな。」くらいのことは言っているのに,ちょっと情けない気分。
というわけで,あたりかまわず,しっかり朝の挨拶をするようになったという話ではあるのだけれど,「朝の」というところが一つのポイントではある。
6時台。上記のとおり。こちらから声をかけても,しっかり挨拶を返してくれる。結構挨拶が定着している山道での挨拶率が80パーセントくらいとすれば,6時台はそれよりやや良くて85パーセントくらい。
ところがこれが7時台になると,だんだん低下。8時になる頃には50パーセントくらいまで落ちて,それ以降は,挨拶をしても怪訝な顔をされることもある。
確かにそうだよね。日中,普通の街中で,見知らぬ人が,すれ違うたびにあいさつはしないよなあ。
でも,朝の話だけに限定しても,しっかり挨拶するのって,気持ちいいということに気づいた次第でした。
ついでに,ちょっと追加。山に行って,いい事はたくさんあるけれど,そのうちの一つ。山道では挨拶だけでなく,一言二言だけど,ついでに言葉を交わすことも多い。それで思った。
「いやー,若くて,元気で,うらやましい。」
いまどき,そんなこと言ってもらえるのは,山の中しかないぞ。