このブログを遡ってみれば正確な時期もわかるのですが,もう自転車はやめようと決心して安物のロードバイクを処分したのは59歳のときだったと記憶してます。子供の時以来で久しぶりに乗り始めたのはちょうど煙草を辞めたのと同じ時期なので49歳の頃。
別に誰に止められたわけでもない,自主規制です。自転車に乗りに行くたびに心配して声をかけてくる奥さんを疎ましく思うようになり,幸いそう思うようになったところで気が付いたのです。「なんで心配して声をかけてくる奥さんをうるさく思ってケンカしそうになってるんだろう俺は。」と。
そんなわけで結構すんなりと抵抗なく辞めたつもりなのですが,やはりどこかで抵抗があったのかもしれません。なんとなく町中で普通に乗るママチャリまで乗ってはいけないような気分があったようで,何度か通勤に使ったりもしたのですが,ほとんど乗らなくなって最近では埃だらけの廃棄寸前。
2週間くらい前かな,いつも楽しく読ませていただいているkojiさんのブログを読んでいるうちに,「また自転車乗ってみたいな」という気になって,その日さっそくバケツに水を汲んで雑巾を持って自転車置き場に行ったのですが,自転車の汚れはとにかく,空気入れが壊れている。
その日は乗るのをあきらめてそのまま放置。昨日になって急に思い立って自転車屋さんに空気入れを買いに行って,とうとう久しぶりに自転車に乗ったのでした。
掃除の続きと,空気入れなどがあり,いよいよ乗り出す段では,昔本で読んだ記憶でサドルを目いっぱい高くして,空気もできるだけパンパン。走るたびにガタガタ音をたてていた後付けの前かごも外してあるので,もう捨ててもいいと思っていた自転車のなんと快適なこと。
空気入れを買いに行ったときに,3~4万で帰るなら自転車も新調しちゃおうかなという誘惑もあったのですが,とにかくこれまで乗りもしなかったのだから,まずは乗ってみなければ,と我慢して正解でした。
いろいろやって時間がなくなったので,久しぶりのライドはいつもの散歩コースを走ってみてどのくらい時間が早くなるかという実験にとどめ,
散歩でかかる時間の半分だとちょっと感動。
もう今度はスピードメーターつけたりとか余分なことはしないで,主な用途はお買い物と写真撮影に限定。運動もメインにはしないぞと今のところ考えています。
とりあえず昨日はそんな準備で