2014年度のシステムアーキテクト試験に合格しました
せっかくなので、試験勉強法を書いてみます
【試験を受けるまでの私の経歴】
・SE歴は14年
・ここ数年は大手生命保険会社の本業務インシデントの調査、対応方針決定、修正内容のレビューや定期開発の移行業務にかかわる
・現場の環境はAIX+JAVA+WAS+Oracle
・2013年10月に応用技術者試験に合格
【午前1】
2013年の秋に応用技術者試験に合格したので免除
【午前2】
特に勉強していませんでした
そのおかげで試験本番では見たことがない問題が多数出て冷や汗をかきました
【午後1】
購買や発注、配送などの基本的な業務のDFDを何度も書いて、業務知識の取得に専念しました
過去問題は文章の難度や癖を把握するために流し読みする程度にとどめました
ただし、業務で生かせそうなところは手帳にメモして業務で行き詰ったときの参考にできるようにしました
【午後2】
三好康之さんの論述本を参考に合格するために必要なポイントを身につけたあとは、仕事の中で論述のネタを探しをしました
また、論述本で指摘された不合格者が陥る間違いは実務でも説明資料を作ったりするときにやりがちな間違いなので、アンチデザインパターンとして手帳にメモして実務で文章を書くときに見返すようにしました
なお、試験で求められる3000字を書き上げる時間を把握するために、論文事例集を5回、手書きで写本しました
【総括】
システムアーキテクトの勉強をひたすらやる、というより、午後1や午後2で学んだことを実務で生かせないか考えながら試験勉強をしました。
たとえば、
・午後1でDFDの問題を解いた後は、実務でお客様への説明資料を作るときに勉強したDFDをかいてみる
・午後2で論文の書き方を学んだ後は、実務で文章を書くときに生かすようにする
(定量的な表現を使う、相手に伝わる文章を書くために文と文のつながりを考えるたりする など)
結果的に実務でも午後1や午後2の問題を学習する中で、「相手に伝わるように文章で表現する訓練」ができたので、試験勉強をする前より格段に相手に伝わる文章を書くことができるようになりました
資格勉強で学んだことを実務に生かし、実務で疑問に感じたことを資格勉強で解消する、という、実務と資格試験のいい循環ができたことが、システムアーキテクト試験に合格した一番の要因かもしれませんね