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本と音楽とねこと

【名盤】Kenny G,"Duotones"【紹介】

 1980年代後半はバラードの全盛期だった。本作も、私的にはその流れの中にある。Kenny Gがバラード?と思われるかもしれないが、"Duotones"は、Kenny Gのサックスに甘く力強いボーカルが絶妙に絡んでいくラヴ・ソングが、巧みに入れ込まれた構成となっており、また、Kenny Gのサックス自体も見事に「歌っている」のである。ポップでいてこんなに切なく美しい音を出せる人は、Kenny G以外に思い付かない。Eric Alexanderのサックスもなかなか泣かせるんだが、Jazzの枠を超えて世界中で親しまれたキャッチーなメロディは、やはりKenny Gをおいて他にない。Kenny Gは1990年代以降も幾多の秀作をリリースし続けたのだけれども、本作があまりに強烈だったためか、スローでほんわかした曲調が多くなったためか、あまり印象に残っているアルバムがない。むしろ、デビューして間もなかった頃のノリノリイケイケの曲の方が萌える。"G Force"や"Gravity"では、そうした最高にかっこいい曲がたくさん聴けておすすめだ。
 
1. Songbird
2. Midnight Motion
3. Don't Make Me Wait For Love
4. Sade
5. Champagne
6. What Does It Take (To Win Your Love)
7. Slip Of The Tongue
8. Three Of A Kind
9. Esther
10. You Make Me Believe


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