で、名盤紹介は、懐メロバラードでつないでいたのですな。前回に紹介したBrenda Russell,"Get Here"と同じ1988年にリリースされたのが、Gloria Estefan and Miami Sound Machineの"Let It Loose"である。全世界で大ヒットしたこのアルバムでは、ノリノリのラテン風ポップス、"Rhythm Is Gonna Get You"、"1-2-3"がガンガン、アメリカのFM局で流れていたように記憶しているが、"Can't Stay Away From You"や"Anything For You"といった珠玉のバラードも結構長らくヒット・チャートの上位にあったように思う。実際、うっとりするほどいい曲なので、聴いてみて損はない。
Gloria Estefanは、バンド名のとおり、Miamiを拠点に音楽活動を展開してきた。マイアミは、リゾート都市としても、また亡命キューバ人の移住地としてもよく知られた街だ。キューバ以外からも、コロンビア、ニカラグア、ホンジュラス、ドミニカ等からの移民がマイアミに集まり、さながら「ラテン・アメリカの首都」とも呼ばれるようになっていったらしい。そうした街で、希有な才能をもったGloria Estefanの楽曲に人々が酔いしれるようになったのは、当然の成り行きだったのだと思う。
マイアミといえば、かの大ヒットTVドラマ、"Miami Vice"。"Miami Vice"といえば、その挿入歌、Glen Freyの“You Belong To The City”が思い浮かぶ。こちらは、最高にお洒落に洗練されたバラードにしてノリノリのロックンロールだ。現ヤフー・ドームでのイーグルスのコンサートで、この曲のイントロのもの悲しいサックスが聞こえてきたときは、涙うるうるもんだったYO。
さて、お次の名盤紹介は、キューバ音楽でいくか、それともいかしたろっけんろーでいくか・・・おっとっと、その前に最高のバラードで埋め尽くされたあのアルバムは落とせませんな。
1.Betcha Say That
2.Let It Loose
3.Can't Stay Away From You
4.Give It Up
5.Surrender
6.Rhythm Is Gonna Get You
7.Love Toy
8.I Want You So Bad
9.1-2-3
10.Anything For You
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