「経験の隔離」をはじめとして、「思考の道具」としての概念群を体系的に理解できるという点では、有益な理論書だ。ただ、抽象的でも、具体的でもない議論が延々と続くのには、辟易した。抽象と具象をめまぐるしく往復運動するスリリングな議論を期待していただけに、残念だ。
目次
イントロダクション
第一章 ハイ・モダニティの輪郭
第二章 自己:存在論的安心と実存的不安
第三章 自己の軌跡
第四章 宿命、リスク、安心
第五章 経験の隔離
第六章 自己の苦悩
第七章 ライフ・ポリティクスの登場
用語解説
解題:新しい思考の道具箱?:近代社会の研究プログラムに向けて
訳者あとがき
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