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本と音楽とねこと

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい

大前粟生,2020,ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい,河出書房新社.(12.26.2020)

 表題作含め、短編小説4編。
 他者を傷つけたくない、暴力的な他者に自らをさらして傷つきたくないから、主人公たちはひたすらぬいぐるみとしゃべり続ける。(「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」)こりゃ、少子化が加速するはずだ。笑
 ひきこもりの兄の心象風景を描いた「だいじょうぶのあいさつ」が秀逸。

“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学2年生の七森。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。ジェンダー文学の新星!鋭敏な感性光る小説4篇。ぬいぐるみと話すサークル“ぬいサー”の、生きにくく、どうしても鈍くはなれない若者たちの物語。

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