タイトルからして、デンマークの社会保障、税制度について解説したものと思いしや、もっぱら、デンマークの学校教育の特徴についての解説ばかり。デンマークと比べて、日本はどうのこうのと、「出羽守」の本領発揮。
ちゃんと内容に見合うようなタイトル、あるいは中身にしないといけないね。
千葉さんの主張の一つは、学校では職業と直結するような教育をしっかりやれというものだが、本田由紀さんも同様のことを主張している。わたしも同感であるが、そうすると、職業別専門学校に進学する若者は、大学に進学した若者より、広く教養に触れる機会をもたないという点で、「格差」ありありじゃんと思ってしまうのだが、はて。
世界的な「経済大国」のはずの日本がいまや、格差社会、貧困率の上昇、高い自殺率、少子高齢化など、若者が将来に不安を感じる問題で溢れている。一体、解決策はどこにあるのか?実はそのヒントが、「国民の幸福度ランキング」で世界第一位を獲得した北欧の「福祉先進国」デンマークにあった。本書では、「一四歳の自分探し」「高卒は国家試験を受かったエリート」「職業別専門学校で実力を磨く」などの事例を紹介。学歴ではなく、子供たちに実社会で生きる技術と誇りを身につけさせる国民教育を問う。
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