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本と音楽とねこと

ドーパミン中毒

アンナ・レンブケ(恩蔵絢子訳),2022,ドーパミン中毒,新潮社.(電子書籍版有)(2.21.2023)

 依存症医学の信頼できる知見が展開されており、たいへん勉強になった。
 とくに、苦痛への耐性が過剰な快楽物質依存への歯止めになることは、依存症に苦しむ当事者にとって、生き延びるうえでの問題解決のヒントとなるものだろう。

人は「推し」に夢中になると昼夜を忘れ、やがて「沼」にハマってしまう。その鍵を握るのが「脳内快楽物質」ドーパミンだ。恋愛、セックス、買物、ゲーム、SNS、酒、ギャンブル、薬物…快楽をビジネスにする「ドーパミン経済」の渦中で、現代人が陥る依存の対象は数限りなくある。スタンフォード大学医学部教授で、かつて自身も依存症を経験した第一人者が教える脱出法と、心豊かに生きるための防衛術。

目次
第1部 快楽の追求
皆のマスターベーションマシン
苦痛からの逃走
快楽と苦痛のシーソー
第2部 セルフ・バインディング
ドーパミン断ち
3つの方法―空間、時間、意味
壊れてしまったシーソー?
第3部 苦痛の追求
苦痛の側に力をかける
徹底的な正直さ
「恥」が人とのつながりを生む
結論―シーソーの教訓

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