1990年代後半以降の「就職氷河期」世代の出現と、低賃金不安定就労の増加が、「新卒一括採用」「終身雇用」「年功序列」の日本型経営の制度的ルートからこぼれ落ちる者を増加させ、またブラックビジネスにより就労能力を剥奪される者も増えていった。官民協働の就労支援プログラムの充実ともども、就業履歴の空白が新規就労の機会を妨げるこの国の硬直した人事制度を変えさせていかねればいけないだろう。
目次
第1章 なぜ、いま「若年無業者」について考えるべきなのか
第2章 「働くことができない若者たち」の履歴書
第3章 「働くことができない若者たち」への誤解
第4章 「無業社会」は、なぜ生まれたか?
第5章 「無業社会」と日本の未来
第6章 若年無業者を支援する社会システムのあり方
第7章 「誰もが無業になりうる社会」でNPOが果たす役割
15~39歳で、学校に通わず、仕事もしていない「若年無業者」2333人のデータから見える本当の姿とは。現場を知るNPO代表と気鋭の社会学者によるミクロとマクロ双方の現状認識と衝撃の未来予測、いま打つべき方策を解き明かす!
最新の画像もっと見る
最近の「本」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事