4人の触法少年の事例を、小説仕立てで詳細に紹介する。
いずれの少年も、境界知能しかもちえていないか、もしくは発達障がいの当事者であり、また、過酷な家庭環境のもとで生育している。
幼少期の福祉の貧困こそが、凶悪な非行、犯罪へと結びついていること、そのことがよくわかる内容となっている。
精神科医の六麦克彦は、医局から派遣された要鹿乃原少年院に勤務して5年になる。彼がそこで目にしたのは、少年院に堕ちてきた加害者ながら、あらゆる意味で恵まれず、本来ならば保護されてしかるべき「被害者」と言わざるを得ない少年たちの姿だった―。累計100万部を超えたベストセラー新書の世界を著者自ら小説化、物語でしか伝えられない不都合な真実を描きだす。
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