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陸軍少年飛行兵学校

2021-07-05 00:12:28 | 日記

お手紙の中で「16歳で大津の陸軍少年飛行兵学校に」と書いた。

 

しかし、それを見た母親から指摘。

父親は昭和4年の早生まれ。入校したのは昭和19年10月。

実際は15歳であったとの事だった。

父から良く聞かされていた「16歳で」というのは、

秋田に戻ってきた時の年齢だったそうだ。

 

15歳・・・

どんな思いで故郷を離れたのか。

長男ではなく次男だったがゆえの決断。

今の15歳には考えられないことだろう。

だからこそ、記録に残しておきたいと思った。

 

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大津の陸軍飛行兵学校跡地にある「若鷲の碑」

その裏に父の名前も刻まれていると聞き、数年前に見に行ってみた。



滋賀県は初めての訪問。

琵琶湖が見える高台に、その碑はあった。





今の時代でも秋田から大津は遠かったから

当時の交通網も整っていない時代には、どんなにか時間がかかったか。

もう二度と故郷には帰れないと覚悟していたのは間違いない。

琵琶湖越しに見えた三角の山が、こころなしか故郷の風景に似ていた気がした。

 

毎日の訓練の中で、この山を見ながら故郷に思いを馳せていたのだろうか・・

 

▼滋賀の山



▼故郷の山







 


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