9月末に新潟県の奥只見湖でキャンプをしてきた。
(9月中に新潟には2度ほど行ったことになる)
去年のリベンジ的キャンプであったが、なんとか無事釣果も上げることができた。
山奥へ行けばイワナが沢山釣れるイメージだが、そう簡単には行かないところが釣りの面白さでもある。
夜になるとキャンプ場の近くの森でフクロウが鳴き出す。
もちろん真っ暗なので全然みることが出来ない。
イワナもそうだけど、フクロウも見てみたいなと最近ちょっと思うのである。
9月末に新潟県の奥只見湖でキャンプをしてきた。
(9月中に新潟には2度ほど行ったことになる)
去年のリベンジ的キャンプであったが、なんとか無事釣果も上げることができた。
山奥へ行けばイワナが沢山釣れるイメージだが、そう簡単には行かないところが釣りの面白さでもある。
夜になるとキャンプ場の近くの森でフクロウが鳴き出す。
もちろん真っ暗なので全然みることが出来ない。
イワナもそうだけど、フクロウも見てみたいなと最近ちょっと思うのである。
朝夕は少し涼しくなってきたが、日中はまだまだ暑い。
一旦、部屋で冷房を付けてしまうと、もう外へ出るのも億劫になってしまう。
この日も冷房をつけようと思ったら、どこからか風に乗って聞き覚えのあるアナウンスが流れてきた。
「たけやーさおだけー20年前と同じお値段です」
さおだけ屋の車なのだけど、なんか久しぶりに聞いたなと思った。
昔から20年前と同じ値段とか言ってたような気もするが、「お!丁度物干し竿が欲しかったんだ」という人が居るのだろうか?
もしかしたら、大きなマンションや団地とかだったら、数人くらい居るのかもしれない。
この日も釣りへ行くかどうか部屋で悶々として、物干し竿の需要性を何となく頭の片隅で考えていた。
そうすると次第に雲行が怪しくなり、こりゃ雨が降りそうだと思い、それなら釣りは辞めるかとなってしまった。
流れに流れた山旅であったが、先日やっとその八海山に登ってきた。
久々の深夜バスに揺られ、まだ日も登らない時間帯に新潟県の六日町で降ろされた。
花の都大東京からいきなり暗がりの高速バスの駅だから、まるで別世界に来てしまったかの様であった。
そこから歩いて六日町の駅まで行くのだけど、まずは高速道路の施設から出ないといけない。
ズボンのポケットを弄り、小さなライトが入ったケースを探すのだけど、はて?入ってない。
あれ?ザックの中にもない。
ライトの他に充電の為のケーブルも入れていたのだからこれは参った。
もしかしたら、バスの中で仮眠してる間に(全然眠れなかったが)いつの間にかポケットからするりと落ちてしまったのだろう。
全く何やってるんだと自己嫌悪に落ちるけど、こんな場所にいても仕方ないのでとにかく駅まで行かなくてはならない。
まずは、一般道に出るには真っ暗なトンネルを抜けなくてはならない。
バッテリーの関係でスマートフォンは使いたくないがライト機能を作動させなんとかやり切る。
とにかくもう真っ暗でまずはどうやって一般道に出るのかがわからなかった。
何とか一般道に出たは良いが、街灯も無い寂しいところで何とか歩道の白線を頼りに歩く。
Googleマップなどで駅の方向を確認するが、バッテリー節約のために長い時間は使えない。
くそお!なぜポケットになんかケースを入れておいたのかと後悔するばかりである。
しかも、後ろに居た相方が見当たらないのでどうしたのかと思ったら、何と誤って側溝に落ちてしまったらしい。
彼もライト類は持ってきてないので真っ暗闇を歩くしかなかったのだ。
ドブに水が無くてよかったと言っていたが肩のあたりに傷を作っており、全く山に登る前からこんなんで大丈夫なのかよと心配してしまう。
それでやっと六日町の駅に辿り着いた。
この新潟の山旅は3回も計画が流れてしまったので、相方がドブにハマって登れなかった可能性もあったなと今更ながら考えてしまった。
更に、駅に着いてタクシーを呼ぼうとしたら早朝のせいかこれもなかなか電話が通じずに、何社か掛けてやっと呼ぶ事ができたのだ。
登山のスタート地点に立つまでに結構苦労した甲斐あって、たぶん後々印象深い山旅になるだろう。
かなり疲労困憊はしたが登山の方も楽しめて無事終えたのだった。
南魚沼市はさすがに米所で、山の上から魚沼盆地を俯瞰すると黄緑色の田んぼの中に街があるという風景であった。
例えば駅の脇のちょっとした空いたところにも小さな田んぼがあって、隙あれば田んぼがあるという感じである。
ただ、最近の台風の影響か稲穂が倒れているのが心配であった。
これは米の育ちがそこでストップしてしまう為、出荷時の査定に大いに関係してくるのだとか。
昨今の米不足を考えると早く新米が出回らないかなと思う。
下山した後は疲れたからだを引きずり、生姜ラーメンを食べて少し街を散策した。
豪雪地帯らしく、道路は茶色く錆びている箇所があり、信号機は縦型、商店街にはアーケードが設置してある。
それにしても古い街並みで旅情を掻き立てられるが、人口は少ない様であまり人が歩いてなかった。
元気なのは丁度学校帰りの中高生で、その感じは東京と変わらないなあと感じた。
お土産でもと思ったが、駅前のお土産やさんはシャッターが閉まっていて幾分閑散としていた。
そこから1時間に一本とかの2両編成の電車は、意外にも混んでいて座席に座れなかった。
仕方なく1時間も立ちっぱなしで、陽が落ちた窓の風景をぼーっと見ていたのだけど、そこにあるのはほとんど田んぼと山であった。
駅に近づくと、ホームには草が生えていて使われてないホームなのかなとも思ったが、真ん中辺りにはお客が2、3人居た。
完全に陽が暮れると、窓の外は真っ暗になってしまった。
この日は月も出てなかったから、八海山の山頂もほぼ真っ暗であろう。
冬はとても大変なんだろうなと思ったが、そう言えば真冬に日本海側の新潟に旅をした事があったのを忘れていた。
確かその時も、古い駅のベンチで電車を待っていたのだなと思い出した。
因みに新潟のバス会社に電話したら、僕がバスに落として忘れてきたものがあった様で後日送ってもらった。
特に割れ物でも無いのにしっかりと梱包されていて、どうもお手数をおかけしました。
8月の終わりに、長野県の開田高原にキャンプをしてきた。
もうね、夏にはぴったりの避暑地に持ってこいのところだった。
田舎の風景も美しいのだけど、田園風景というよりもそのほとんどが蕎麦畑であった。
丁度そばの花が咲く時期だったのかどうかは分からないけど、小さな白い花を咲かせた蕎麦畑が至る所に広がっていた。
長野と言ったらやはり蕎麦を食わないといけないでしょ。
で、釣りの合間に一軒の蕎麦屋へ行った。
丁度、昼時で数人の客が店の入り口にいたが、麺が無くなったようで運よく僕等が最後の客となった。
お店はその名も高原食堂という名だけど、メニューが蕎麦しかない。
天ぷらセットとかもないし、あるのは冷たいのか暖かいのだけ。
あとはすんきそばというのがあってこれは冬限定なのか品切れになっていたが、このすんきとは赤かぶを発酵させたものらしい。
普通にざるそばを頼んだけどなかなか出てこなくて痺れを切らしてたら、女将さん?が「お待たせしましてホントすみませんねえ」とやっとそばが出てきた。
普通盛りだと、これともう一枚あるようで、今茹でてますとのことであった。
蕎麦殻が混じっておりもう見るからに美味そうで、箸で麺を掬うとふわっとした心地よい重みが伝わり、徐につゆに付けてずるっと頬張る。
おお!美味い!これだこれ!
昔、軽井沢にあった桑風庵という蕎麦がこんな感じでとっても好きだったが残念ながら閉店してしまった。
そこの蕎麦を思い出し、久々に美味い蕎麦だなあと思い少々感動すらしてしまったほどである。
2枚目も美味しく頂き、お腹いっぱいで大満足。
店を出ると入道雲が広がっていた。
そして釣りの方も釣果が出せてなかなか良いキャンプ旅が出来たのだ。
残念なのは、この美味い蕎麦を食べたいときはわざわざ高原まで登らなくちゃならないことだ。
だから、最近は蕎麦よりもうどん派になってきてるんだよな。
追記
書くのを忘れてしまった。
ちなみに開田高原のメインルートでもある国道361号線がこの蕎麦屋の前に通っている。
この道をさ更に山の方へ登って行くとどこまで行ったのだろうと、グーグルマップで調べてみた。
すると、この蕎麦屋から車で50分くらいで、去年旅行に行った高山の展望台へと続いていた。
何だか不思議だなあと思ったのだけど、よくよく考えたら木曽と高山って隣同士なんだよなあと。