Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

どんでん返し

2020-02-05 | Weblog
道夫俊介の『カラスの親指』を読んだ。
その前に読んでいた小説が、あまりパッとしないものだったので中々面白く読めた。

詐欺師の話でなんだけど、最後は読者の自分自身も騙されてしまって、これはまさかの展開だなとなるのである。
ただ、ちょっと有り得ない話だよなと思うのだけど、そもそも創作というものはそんなものであろう。

道夫俊介は他に『向日葵の咲かない夏』を読んだのだけど、最後はへ?こんなの有り?というのが感想で、今回も結構などんでん返しであった。

かなり前の映画だけど、マイケルダグラス主演のゲームや、ブライアンシンガー監督のユージョアリーサスペクツなんかも、ラストで「ええ!?」となる。

もちろん現実では騙されたくはないけど、映画や小説では疑いなく騙された方が楽しめるかもしれない。



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