Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

四谷の高低差

2017-09-03 | Weblog

仕事が半ドンだったので、午後は新宿御苑の周りをふらりと歩く。

午前中に降ってた雨が揚がり、午後はまた夏が戻ってきた感じだ。

都会の中にある自然で、蝉が物凄い。

 

 

 

 

外苑西通りにある井戸。

周りの風景から取り残されたようにポツンとあった。

こんな大通りにいったい何時からあるのだろう?

 

 

さらにここから四谷方面へ歩く。

静かな住宅街を抜けると、一気に坂を降りる。

かなりの高低差。

くらやみ坂とはまたナイスなネーミングである。

 

 

 

住宅街を抜けるとお寺や神社がちらほらとあり、大都会なのに本当にウチの近所よりも静か。

路が入り組んでいて、あまり車も通らないのだろう。

 

気になった寺に入ったらまたこれが良い感じで、崖を利用した2段構えの墓地。

その階段を降りると、案の定井戸があった。

ここも実に静かな所であった。

 

 

さて少し行くと、ビルのむ向うに防衛省の電波塔がどーんと見える。

牛久大仏とどっちが高いのだろうと調べてみたら、やはり電波塔の方が100メートルも高かった。

そりゃそうだよな。

 

それを眺めつつ路地裏を歩いていると、ちょっとした人だかり。

「君の名は」のモデルになった須賀神社。

まだまだ映画の影響は凄いんだな。

 

 

まあ、最初からここが目的だったけど、これほど人が居るとは思わなかった。

立派な神社だし高台にあって良い眺めである。

 

坂道とか、路地裏の曲がり角なんかは、一体その先には何があるのだろうか?という期待感を抱かせる。

それは登山をしていても、釣りをしていても、未知なるものに出くわす期待感だと言ったら大げさかもしれないが。

それでも、丘の上からの風景はなかなかの眺望だ。

 

 

須賀神社を後にすると、一人の青年から声を掛けられた。

「駅はどちらですか?」と。

どうも彼は京都から青春18きっぷで東京に遊びにきたらしい。

「やっぱしゃべるとイントネーションで分かります?」

思いっきり京都訛りだったので否定は出来なかった。

 

しかし、わざわざ神社仏閣の為に京都から東京へ来るとは、恐るべし「君の名は」。

JRの四谷駅を教えてあげたら、彼は坂道をダッシュで掛け登って行った。

 

 

 

 半ドンって良いな。


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