Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

女流作家

2024-12-26 | Weblog
あの暑い夏が恋しいほど寒い日が続く。
ああ、師走もあっという間だったなあ。

東京も今頃になって紅葉が赤く染まっていた。






そして、毎年暮れになると小さな川でカワセミが水面を飛んでいるのを発見する。
たぶん、川縁の草木が枯れて身を隠すのが難しいのか見つけやすいのかもしれない。




今年も数冊本を読んで、印象に残っているのが2冊ある。
どちらも女性の作家でとても面白かった。

まずは、桐野夏生の『メタボラ』。
記憶喪失の青年とその友人のジェイクの物語。
主人公の記憶を失った青年はおとなしい性格なのに対し、それと正反対でジェイクは明るく破天荒で対極的。
このジェイクの沖縄訛りが面白くて憎めないキャラクターが印象的であった。

続けて原田マハの『楽園のカンバス』。
アンリルソーを巡る話で、美術のことは分からないけどアンリルソーの実物の絵を見てみたくなった。
内容も面白く出来ていてなかなか良い本であった。
本を読むと興味のないものでも、読む事よって興味を持てるのは良いことだと思う。

今は日本の歴史の本を読んでいるが、同じような名前ばかりなので難しい。
来年になったらまた現代のを読もう。



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