素人、考古学・古生物学を学ぶ

人類の起源・進化・移動や太古の昔、日本に棲んでいたゾウ類にも関心があり、素人の目線で考えてみます。

博物館めぐりその4

2024年07月16日 13時12分29秒 | 絶滅と進化
          博物館めぐり、我孫子市の「鳥の博物館」について、その1

  千葉県我孫子市の手賀沼の自然は四季折々見どころが豊富です。昔は大変大きかったのですが、1968年の干拓事業で、それまでの沼面積はおよそ半分にせばまりました。手賀沼の歴史は新田開発のための干拓の歴史だとも言われています。干拓事業は江戸のむかしに遡ります。
  それでも、いまも手賀沼の自然はとても豊かです。その豊かな自然を育んでいるのは水でしょう。たくさんの鳥たちが集まってくる源泉となっているからです。

  手賀沼は、関東平野のほぼ中央に位置しており、喧噪の大東京からわずか1時間半くらいのところにあります。高度経済成長とともに、日本一汚れた沼と言われるようにもなりました。大変残念ですが、水質の汚れでかつてはたくさんの生物が生息していた沼から姿を消した生物も多くありました。それでも人々の努力で、2001年には水質ワーストワンとは決別しました。

  いま、手賀沼のすぐ近くには、博物館としては珍しい鳥の博物館があります。1990年(平成2)5月22日、わが国初めての鳥の博物館が、「人と鳥の共存」をめざしてオープンしまし手もう34年目を迎えています。わたしがこの博物館(我孫子市鳥の博物館)を、博物館めぐりの一つに加えたのは、始祖鳥(アーケオプテリクス)の化石や1億5000万年も昔を蘇らせてくれる始祖鳥のイメージに触れる機会をえるためでした。その場を離れられなくなるような始祖鳥の模型が展示されているのに驚きました。



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