ファーストヘアーハヤシの瓦版

手塚治虫先生の『ブッダ』を全巻読破です。

今年の夏から読んでいた手塚治虫先生の漫画『ブッダ』全7巻を

昨晩読み終え、今日からお店に置いております。



一冊読み切るのに2時間くらいかかる内容の濃さとボリューム、

読んだというよりは読み切ったという達成感さえあります。

この漫画は、紆余曲折がありながら

1972年9月から1983年12月まで書かれたものです。

なので、私が3歳の頃・40年前に連載が始まった漫画ということになります。

前から読んでみたいと思いながら、なかなか機会がなかったのですが

今年の夏に梅田のジュンク堂で並べられているのをみて

我慢できず1巻~3巻までを購入しました。

ブッダ(1) (手塚治虫文庫全集 BT 108)
クリエーター情報なし
講談社


そして、今月の9日に再びジュンク堂に行ったので

続きの4巻~7巻(最終巻)まで買ってきました。

ブッダ(7) (手塚治虫文庫全集)
クリエーター情報なし
講談社


話しの内容はブッダが生まれる少し前から始まり、

シャカ族の王子として育った少年時代、出家し苦行を過ごした時代、

悟りをひらき様々な人に教えを説いて回った時代、

そしてお亡くなるところまで、色んな人間模様と苦悩を

織り交ぜながらの手塚治虫ワールドです。

実際に存在していた弟子たちや手塚先生が作り上げた

キャラクターなどが登場し物語が進んでいくので比較的

読みやすかったです。

また、その中で手塚先生の解釈の元、

ブッダの伝えたかった事がどんどんでてくるので

『なるほど深いなぁ・・・。』

と、感心しながら読み進めました。

ただし、内容がとても深いので文字も多く

かる~い気持ちで漫画を読んでいるときと違い疲れました。

まぁ、実際書物によってブッダの教えを読もうと思うと

無茶苦茶しんどいでしょうから漫画でサクサクッと読む方が

楽なんでしょうけどね。

更に、一番感心したことは40年前に書かれた手塚先生の作品が

今なお色褪せることなく面白かったことです。

多少の時代背景の違いを感じるものの、

殆ど違和感なく読むことができました。

流石、手塚治虫先生です。

興味のある方、まずは1巻から始めてみてはいかがでしょうか?

私のようにハマるかもしれませんよ。


ブッダ(1) (手塚治虫文庫全集 BT 108)
クリエーター情報なし
講談社


只今、火の鳥を読みたいという凄い衝動に包まれております。

火の鳥 全13巻セット (角川文庫)
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角川書店
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