ファーストヘアーハヤシの瓦版

中田 英寿と終わる一時代

運命の日本  ブラジル戦から10日が過ぎ、ドルトムントで
味わった興奮と悔しさが少しずつ薄れてきた昨日、中田英寿選手引退の
ニュースが飛び込んできました。

中田引退、29歳で現役に幕 (日刊スポーツ) - goo ニュース

ドイツから帰ってからジーコ監督や代表選手に対する批判
の記事に目を通し、ドイツでの体験をブログに書き綴り
ようやくゆっくりできると思った矢先のことでした。
私自身、生活にようやく落ち着きを取り戻したこともあり
新しい代表監督候補(ほとんど決まりみたいですが)のオシムさんの
著書「オシムの言葉」を購入し、ゆっくり目を通していたときのことでした。

すぐに「nakata.net」にアクセスするも全く繋がらず
何も分からないまま時間だけが過ぎていきました。

TVの報道ステーションのお陰でようやく「ヒデメール」

人生とは旅であり、旅とは人生である

を知り、胸が熱くなりました。

思えば彼ほど日本のサッカーを背負って戦って来た選手がいたでしょうか?
W杯3大会全試合出場、三浦カズ選手が代表を外れてからは、
カズ選手の愛称、「キング」を引き継ぎ最後まで戦い抜きました。

セリエAで活躍しだした頃、彼の試合を見て一喜一憂しました。
彼の起用法で監督に苛立ちを覚えたことも何度もありました。
プレミアリーグに移籍したときには、新しい彼のプレースタイルが
見れるのではと興奮しました。
その間に行なわれたオリンピック、W杯での活躍は誰の目にも

「中田 英寿あっての日本代表」

というイメージが出来上がっていました。
その彼が引退を発表するなんて....。
残念でしかたありません。

幸運にもドルトムントで最後まで走り回り諦めずに戦い抜いた彼の姿を
この目で見れたことは私自信の一生の思い出になりました。
彼の「ヒデメール」の

最後にスタンドのサポーターへ挨拶をした時、
もう一度その感情が噴き上がってきた....。


というところを読んだとき、本当に胸が熱くなりました。
あのスタンドで中田選手の姿を見て涙ぐんだとき以上に
涙が出そうになりました。

彼が、他の選手に伝えようとした気持ちはきっと伝わることでしょう。
いや、伝えなくてはいけません。


戦う姿勢の重要性訴える 電撃引退の中田英 (共同通信) - goo ニュース

中田英寿選手が引退し1つの時代が終わりました。

日本代表は、中田英寿という強烈な核を失いました。
これからは「脱 中田英寿」というこのこれまでの10年間
味わったことの無い厳しい時代になりました。
今回のW杯を戦った選手が何人新しい日本代表に残るか
分かりませんが、中田英寿選手が最後まで伝えようとした

戦う姿勢の重要性、気持ちで負けない

を次の世代の代表に伝えて欲しいですね。

本当に、本当に残念ですが、

中田英寿選手、お疲れ様でした。
そしてありがとう。
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