現在でこそ鉄道は旅客中心で構成されているが、鉄道が発展して行く過程では旅客輸送もさることながら、貨物(荷物)輸送にその重点が置かれた。鉄道が普及するまでは、馬や牛に荷物を運ばせる必要があった。力(パワー)の単位は馬力(hp)と表すように、1馬力は馬一頭の力と言うことである。機関車1両が100馬力有ったとすると、馬100頭分に相当するわけであるから、貨物輸送力は飛躍的に向上することになる。従って、より重い荷物を蒸気機関車で運搬することを考えるのは当然のことでもあり、貨物用機関車の需要が高くなるのも自然の流れであった。貨物用機関車は、多くの貨物を一度に運ぶ必要から、レールとの粘着性を要求され、かつ旅客用よりは速度が遅くとも、それなりのスピードを要求されるため、動輪は片側4輪(旅客用は片側3輪)で、動輪直径は旅客用よりは小さい物とされた。鉄道の発達と、日本が経験する戦争とは密接な関係にあり、軍事物資の輸送もあって、貨物用機関車は大量に生産されるようになった。
D51型は、蒸気機関車の代名詞とも言うべき形式で、SLブーム時にはおばあちゃんでも「デコイチ」を知っていたと言われるほど有名な貨物用機関車である。国鉄で最も多く生産された機関車で、総数は1115両に及ぶ。製造数が多いため、登場時は煙突からサンドドームまでカバーで覆った、通称「ナメクジ」、「ナメクジ」の中でも、カバーの多いがキャブ(運転室)まで延びた「スーパーナメクジ」、標準型、など多彩である。デフ、煙突、燃料を重油併燃のため重油タンクをボイラー場に担いだ物まで形は多岐に渡る。
模型はマイクロエース社から発売された。D51はバリエーションが多くある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/e0/0f424f3493c1dc07dd3007e5cbc95cc4.jpg)
↑ D51-78 「ナメクジ」と呼ばれるグループ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/db/5845d4101a29270f3fcf8b86ad3d5e87.jpg)
↑ D51-498 標準タイプ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a4/751a9f3a83bdcc2e17cd7127c8b4a746.jpg)
↑ D51-499 門鉄デフ、重油タンク、集煙装置付き煙突など変化が多い
D61は、D51では軸重の重い線区に使用できないため、従輪を2軸にして軸重を軽くした機関車である。戦後、貨物輸送から旅客輸送へと主体が移る中、余剰となった貨物機関車の活躍場所を広げるための措置措置であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/b6/03251e19a225894cf0c559ef0c1dcd0a.jpg)
↑ D61-3
2010.04.05 N-0025
D51型は、蒸気機関車の代名詞とも言うべき形式で、SLブーム時にはおばあちゃんでも「デコイチ」を知っていたと言われるほど有名な貨物用機関車である。国鉄で最も多く生産された機関車で、総数は1115両に及ぶ。製造数が多いため、登場時は煙突からサンドドームまでカバーで覆った、通称「ナメクジ」、「ナメクジ」の中でも、カバーの多いがキャブ(運転室)まで延びた「スーパーナメクジ」、標準型、など多彩である。デフ、煙突、燃料を重油併燃のため重油タンクをボイラー場に担いだ物まで形は多岐に渡る。
模型はマイクロエース社から発売された。D51はバリエーションが多くある。
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↑ D51-78 「ナメクジ」と呼ばれるグループ
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↑ D51-498 標準タイプ
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↑ D51-499 門鉄デフ、重油タンク、集煙装置付き煙突など変化が多い
D61は、D51では軸重の重い線区に使用できないため、従輪を2軸にして軸重を軽くした機関車である。戦後、貨物輸送から旅客輸送へと主体が移る中、余剰となった貨物機関車の活躍場所を広げるための措置措置であった。
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↑ D61-3
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