
マイン川を中心に広がるフランクフルト ・・
(6月14日のブログ参照 )

その河畔にそびえる 『大聖堂 』 は高さ95メートル ・・

9世紀に建立されたフランクフルトのランドマークです。

第 2次世界大戦で壊滅的な被害を受けたフランクフルト ・・
大聖堂も例外ではなく、その復元作業の過程で、
すぐそばに起源 1世紀頃のものと思われるローマ時代の
遺跡が発見されました。

大聖堂のすぐ近く、
旧市街と呼ばれるエリアの 『レーマー広場 』 に建つ旧市庁舎 ・・
この建物も戦後復元されました。
名前は 『旧市庁舎 』 ですが、
いまも公的な行事などが執り行われる現役の建物です。

ゲーテの生家も戦災から蘇りました。
(6月8日のブログ参照 )

古いものを復元し、そこに新しいものが加わった街 ・・
それがフランクフルトです。

多くの金融関連企業が拠点を置く高層ビル群 ・・
ニューヨークのマンハッタンをもじって
『マインハッタン 』 と呼ばれています。


マイン川沿いのかつての港は、
高級マンションが建ち並ぶニュータウンに変貌しています。

ドイツといえばビールを連想しますが、
フランクフルトでは 『アップルワイン 』 です。
これはいまも変わりません。

ずらっと並ぶ素焼きの 『甕 』 は、
アップルワインを貯蔵するためのものです。


戦災に打ちひしがれることなく丹念に、
しかも破壊の前とまったく同じかたちに
古い建物を再現した人々の情熱 ・・

古いものと新しいものが調和した都市 ・・
フランクフルトはそんな印象です。
この後、ポーランドへ向かいます。
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