臨済宗大本山 建仁寺 ・・・
その広大な境内の東側に
塔頭寺院 （たっちゅうじいん）
があります。
両足院 （りょうそくいん）
両が足る ・・・
両とは、智慧と慈悲のことだそうです。
（両足院の庭）
うだるような暑さの京都 ・・・
一昨日8月15日、両足院を訪れた理由は
ひとりの僧侶に会うため ・・・
品部 哲平 （しなべ てっぺい） さん。
いまからちょうど5年前、
このブログで紹介した時、彼の仕事は
"京都伝統工芸プロデューサー" でした。
彼はいま 品部 東晟 （とうせい）
3年以上にわたる厳しい修行を経て、
彼は禅宗の僧侶になりました。
両足院の方丈 ・・・
老若男女を問わず門戸を開き、
ここで行われる座禅体験 ・・・
彼はその指導者を務めています。
書院 ・・・
両足院を案内しながら、
（中庭）
彼は禅の可能性を語ってくれました。
『スピードや効率が求められ、
それが何よりも優先される現代、
人が心を磨く場所や機会がない。
座禅がその一助となれば 』 ・・・ と。
初めて会った時から、やさしい瞳の奥に
意志の力を宿していた品部さん ・・・
およそ5年ぶりに再会した彼は、
さらに凛々しく頼もしくなっていました。
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