13世紀半ばからおよそ400年にわたり、
『ハンザ同盟都市』 として栄えた 「ブリッゲン」 ・・
港に面したカラフルな表通りとは対照的に、
少し奥に踏み入ると、中世の面影を残す一角に行き当たります。
貿易商たちの事務所が並んでいたと思しき建物 ・・
火災の危険を承知の上で、
木造にこだわった頑固さがおもしろいとおもいました。
(1月14日のブログ参照 )
度重なる大火を耐え抜いたと思われる石造りの倉庫 ・・
ここは、全体がミュージアムとして保存されているエリアです。
「ブリッゲン」 には、
各国から独身の赴任者が多かったという記録が残っています。
おそらくは、火災による危険性 ・・
また、港町特有の治安の悪さなどがその理由でしょう。
また、冬季の 「ブリッゲン」 への赴任が好感されたそうです。
これは、自国 ・・ 主に北ドイツの厳しい冬の気候より、
「ブリッゲン」 の冬が穏やかであったことを
物語っているのではないでしょうか ・・
(1月10日、12日のブログ参照 )
静寂に包まれた空間に佇むと、様々な思いが去来します。
旅とは、時空を超えることに他なりません。
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