
「ワット・スワン ダララム」
アユタヤ王朝の末期に建てられた寺院です。


33代続いたアユタヤ王朝は、
1767年、ビルマ軍 (現ミャンマー) によって滅亡します。
その後1782年に、
現タイ王朝 = チャクリー王朝の時代が始まります。
以来、「ワット・スワン ダララム」 は、
現王室にゆかりの深い寺院として今日に至ります。

この寺院の見どころは、美しい仏像もさることながら、
本堂を囲むように描かれた壁画です。

描かれているのは、ブッダの前世での行いを説いた
「ジャータカ」 と呼ばれる物語です。

ブッダが、500回以上もの輪廻転生を繰り返しながら、
前世でどのような功徳を積んできたかが描かれています。

『菩薩 = 悟りを求め、衆生を救うために多くの修行を重ねる者』
ブッダの 「菩薩」 の時 (仏に至る道) を説いた壁画です。
ほの暗い本堂で見る壁画は、まるで幽玄の世界です。
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