JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

ワット・スワン ダララム

2009年11月19日 | アジア

「ワット・スワン ダララム」
アユタヤ王朝の末期に建てられた寺院です。





33代続いたアユタヤ王朝は、
1767年、ビルマ軍 (現ミャンマー) によって滅亡します。
その後1782年に、
現タイ王朝 = チャクリー王朝の時代が始まります。
以来、「ワット・スワン ダララム」 は、
現王室にゆかりの深い寺院として今日に至ります。



この寺院の見どころは、美しい仏像もさることながら、
本堂を囲むように描かれた壁画です。



描かれているのは、ブッダの前世での行いを説いた
「ジャータカ」 と呼ばれる物語です。



ブッダが、500回以上もの輪廻転生を繰り返しながら、
前世でどのような功徳を積んできたかが描かれています。



『菩薩 = 悟りを求め、衆生を救うために多くの修行を重ねる者』

ブッダの 「菩薩」 の時 (仏に至る道) を説いた壁画です。

ほの暗い本堂で見る壁画は、まるで幽玄の世界です。

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