
王位継承権を争い亡くなった二人の兄を弔うために
建てられたといわれる 「ワット・ラチャプラナ」 ・・

15世紀のはじめ、
チャオ・アーイ・プラヤー王子とチャオ・イー・プラヤー王子の
兄弟が王権を争い、象の背中に乗り決闘した結果、
二人とも亡くなります。

「ワット・ラチャプラナ」 は、
二人の兄を亡くした弟 = ボロマ・ラーチャシラット2世が
慰霊のために建立した寺院であると伝えられています。

謎の多いこの寺院内には数多くの部屋があり、
多くの財宝や美術品が納められていたそうです。

アンコール王朝を倒したアユタヤ王朝の早期に多く見られる
クメール様式で建てられた仏塔 ・・

11代王となったボロム・ラーチャシラット2世は、
アンコールワットから持ち帰った数多くの宝物で
この寺院を飾ったそうです。

全盛期のアユタヤ王朝を象徴する寺院のひとつです。
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