カンボジアの首都 プノンペン。
人口 100万人を擁する大都市です。
15世紀前半にチャンパ王国の勢力に押されたアンコール王朝が、
トンレサップ川を下り
ここに新たな都を建設したのがはじまりです。
川はここでメコン川と合流します。
豊かな水量を湛えるメコン川は、
無数の支流に枝分かれし、カンボジアの農業を広く支えています。
広大なインドシナ半島を潤す大河のほとり ・・
プノンペンは、メコン川が与えた恵みのひとつです。
フランス領として統治されていた時代の
コロニアル様式の美しい建物・・
かつてプノンペンは、
「インドシナのオアシス」 と呼ばれていました。
モニボン通り ・・
プノンペンを南北に貫く大通りです。
ポル・ポト政権下では、農業への労働力供給と称して、
都市住民がひとり残らず農村へ移住させられました。
一時期、プノンペンは無人の廃墟と化しました。
現在の活気あふれる街並みからは、
その当時の様子を想像することは難しいです。
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