小高い丘の上に建つ 「ワットプノン」 (丘の上の寺) 。
この寺は、ひとりの女性の陰徳によって建てられました。
14世紀末、メコン川の上流ラオスで大洪水が起きました。
洪水に乗ってこの地の川原に漂着した仏像を見つけた女性が、
この丘の上に祠を建て、
その仏像を祀ったことがこの寺のはじまりです。
以来、仏像からの恩返しか、この街の多くの人に御利益があり、
寺は、今でもプノンペン市民の深い信仰に支えられています。
仏像を祀った女性の名前は 「ペン」 ・・
プノンペン = ペン夫人の丘 ・・名前の由来にもなっています。
ただし、洪水で夫を亡くしたペン夫人の悲しみから、
恋愛の祈りは叶わないといわれています。
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