JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

聖地の壁画

2012年09月03日 | オセアニア

「ノーランジー ロック 」 には、いくつものシェルターがあります。



遠い昔アボリジニは、雨季には水没した大地を離れ、
岩山の高い場所に避難したのでしょう。
(9月2日のブログ参照 )



シェルターには、アボリジニが描いた壁画が残っています。



1960年代から、
これら壁画の調査・研究が行われるようになりましたが、
いまだ多くのことが謎に包まれたままです。



いつごろ描かれたものなのか ・・



何のために描かれたものなのか ・・



大切なことは外部に漏れないように守り続けてきたアボリジニ ・・
(8月25日のブログ参照 )



彼らは、大切なことを絵などに託して次の世代へ伝えてきました。



これらの壁画には、
きっと何か深い意味が込められているのでしょう。



『レントゲン画法 』 と呼ばれる壁画 ・・
人体の仕組みを説明するための絵なのかも知れません。



大きな魚の絵も見られます。
これは、漁や狩の方法を表したものかもしれません。



広大な大地に散らばって暮らしていたアボリジニが、
雨季に聖地と崇める岩山に集まり、
ここで様々な知恵や体験を共有したのでしょう。
そして、大切なことは絵にして、
また次の年ここに集まる仲間たちに
伝えていったのではないでしょうか。

jfk-world












コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Nourlangie Rock ノーランジ... | トップ | サンクチュアリ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オセアニア」カテゴリの最新記事