
アンコール王朝は、アンコールワット、アンコールトム以外にも
多くの興味深い遺跡を残しています。
11世紀、ジャヤヴァルマン5世により建設が開始され、
王の死によって工事が中断されたと伝えられる 「タ・ケウ」 ・・
建設途中で中断されているため、
建設の過程を知る上で貴重な遺跡だといわれています。
崩壊の危険があり、大きな撮影機材を持ち込むことは許可されず、
外観だけの撮影となりました。

アンコールワット、アンコールトムとは違う形の祠堂 ・・
歴史の謎によりいっそうの興味がそそられます。
完成していれば、小ぶりだけど最も美しい寺院であった ・・
そんな意見に賛成できる気がします。

石を運ぶために運河から水を引いた堀は、
かすかにそれとわかる程度の名残りです。

「タ・ケウ」 には、深い森に囲まれた、
どこかヨーロッパの古城を思わせる雰囲気が漂います。
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