
「タ・プローム」 は、
東西1000メートル南北600メートルの壁に囲まれた仏教寺院です。
建立者は、アンコールトムと同じジャワヴァルマン7世です。

「タ・プローム」 は、
ジャヤヴァルマン7世が母の菩提を弔うために
建てたといわれています。

森の中で見捨てられていた長い時間・・
「タ・プローム」 は、命ある樹木に侵食されてしまいました。

生命力の強いガジュマルが、
その根を遺跡の中に張り巡らせています。

木の根を取り去れば遺跡自体も崩れてしまうかも知れない・・
現在 「タ・プローム」 の遺跡修復は
慎重にその方法が議論されています。

個人的には、自然と同化していく遺跡に独得の美学を感じます。

この光景は、誰もが予期し得なかった結果だと思います。

それは、まさに 「諸行無常」 です。 (9月13日のブログ参照)
jfk-world