パリからロワール地方に向かい、最初に現れる古城が
「Chateau de Chambord シャンボール城 」 です。
フランス中部を流れるロワール川 ・・・
その流れに沿うように点在する多くの古城 ・・・
その中でもひと際壮大な 「シャンボール城 」 ・・・
(中央部は補修工事中だった )
フランソワ1世 (1494年ー1547年 )
前王ルイ12世に息子がいなかったために、
1515年に即位したフランス王。
(ルイ12世の従甥であり、ルイ12世の娘と結婚 )
ロワール地方に政治の中心があった時代、
国民に慕われ、
絶対王政の基礎を築いたといわれる名君主。
また、フランソワ1世の施策 = イタリアへの干渉 ・・・
つまり、度重なる軍事遠征により、
ルネサンス文化がフランスに持ち込まれました。
その結果、フランソワ1世は 『ルネサンス王 』 とも
呼ばれるようになりました。
フランソワ1世の命により建設された 「シャンボール城 」 は、
ルネサンス様式の傑作です。
居城というよりはむしろ、
フランソワ1世の美学として建てられました。
パリ市に匹敵する広さ ・・・
そして、
自然の沼地を生かした広大な敷地は鹿の狩場でした。
しかし、フランソワ1世は、主に狩猟のために、
ほんの数回この城を利用しただけと伝えられています。
城は、権勢誇示の手段であり、
その完成こそが目的のすべてだったのでしょう。
シャンボール城から始まる世界遺産の古城街道 ・・・
歴代フランス王侯貴族の夢の道です。
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