アトランタのほぼ中心 ・・・
ピーチツリー ストリート に建つ
アーリーアメリカン風の瀟洒な建物 ・・・
Margaret Mitchell House and Museum
マーガレット・ミッチェル ハウスとミュージアム
(建物の裏側 )
1925年から1932年まで、
マーガレット・ミッチェル が夫と暮し、
長編小説
『Gone With the Wind 風と共に去りぬ 』
を執筆した家 ・・・
建物は1899年の建造 ・・・
彼女が暮らした当時は集合住宅でした。
そのひとつに暮らしていた彼女は、
自らここを 『Dump ボロ家 』 と呼びました。
この建物があまり好きではなかったようです。
(マーガレット・ミッチェルの事故死を報じる新聞 )
マーガレット・ミッチェルは満48歳の時、
ピーチツリー ストリートで交通事故に遭い
この世を去りました。
生前、彼女は、『ボロ家は燃やしてほしい 』
と漏らしていたそうです。
(20世紀初頭のピーチツリー ストリートの写真 )
アトランタオリンピックを控えた1990年代初頭、
アトランタ市は、
老朽化したこの建物の処遇に困っていました。
当時の経済界は、マーガレット・ミッチェルが暮らした
建物の保存に消極的だったとか ・・・
そんな時、 『ボロ家 』 の壁に
寄付金 (1ドル札2枚 ) が貼られていました。
”風に揺れる寄付金 ” という言葉を添えて ・・・
一時は消滅の危機にあった建物ですが、
市井の人々の総意なのでしょう ・・・
『ボロ家 』 は、1997年、
美しいミュージアムとしてよみがえりました。
映画 『風と共に去りぬ 』 を彷彿とさせる佇まいで ・・・
JFK-World