ベトナム語で 「天女の寺」 を意味するティエンムー寺・・
ある時この山の上に舞い降りた天女が、
「ここに寺を建てた王は、天界の力を一身に集めであろう」
というお告げを残しました。
1601年、村人からその伝説を伝え聞いたグエン朝の王は、
美しいこの寺を建立したと伝えられています。
境内で、可愛い修行僧の姿を見つけました。
ティエンムー寺は、いまもフエのシンボルとして
多くの人に愛されています。
1963年、
泥沼化するベトナム戦争下、吹き荒れる仏教弾圧に抗議し、
一人の僧侶がサイゴン市内で焼身自殺を図ります。
僧侶がそのとき現場へ乗り付けた車 (オースチン) が、
仏教信仰のひとつの象徴としてこの寺に納められています。
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