Hawaiian Renaissance
ハワイアン ルネサンス
ハワイ語、フラ、伝統的な音楽 ・・
アメリカナイズされた文化ではなく、
古き良きハワイを呼び戻そうというムーブメントは、
1870年代から80年代にかけて、
最初のルネサンス運動として起こりました。
そして、1970年代の半ばから再び活発に ・・
ワイピオ渓谷のタロイモづくりは、
そんなハワイアン ルネサンスのひとつです。
タロイモづくりを通してキアさんは、若者にハワイの伝統を説き、
ハワイアンのアイデンティティを伝えています。
(2月13日のブログ参照 )
タロイモができるまでには、
苗を植えてから14 ~ 5ヶ月が必要だそうです。
収穫までの長い月日は、生命の尊さを噛み締める時間です。
水のありがたさは、身を持って体験することによって心に届きます。
収穫されたタロイモは、蒸され、皮をむかれた後、
石で出来たポイパウンダーと呼ばれる
伝統的な道具で粘りが出るまで打たれます。
こうして出来上がるのがポイです。
(2月12日のブログ参照 )
かつてハワイでは、ポイをつくるのは男の仕事でした。
ポイがつくれなければ、一人前の男として扱われませんでした。
父から子へ、まさに時間をかけて練り上げられるポイのごとく、
タロイモの文化は脈々と受け継がれてきたのです。
いま、ハワイアン ルネサンスは一過性のムーブメントではなく、
様々な分野で確実に息づいています。
これについては追って紹介していきます。
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