
その数が2000を超えるデヴァーターと呼ばれる女神のレリーフ・・

アンコール王朝は、代々ヒンズー教の影響を強く受けてきました。

しかし、アンコール王朝で信仰の対象として
あらゆるものの頂点に立つのは、ヒンドゥーの三大神ではなく、
最高の神である 「王」 その人でした。

「王」 の神格を象徴するために、
アンコールワットはすべてが計算されつくられています。

農業を生業としてきた民が、
この強大な寺院の建立と装飾に進んで参加したのは、
この絶対神=王に対する厚い信仰心ゆえであるといわれています。

アンコールワットは、民衆の信仰の証でもあるのです。
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