9世紀から12世紀にかけて、
アンジュー家がフランス西部を支配していた頃、
その中心が 「Angers アンジェ 」 でした。
(8月17日のブログ参照 )
注: 『アンジュー 』 は地域の総称でもある。
ロワール川の支流メーヌ川がもたらす自然の恵みは、
古代よりこの地に人を住まわせ、文明を育んできました。
現在の人口はおよそ15万人 ・・・
(銅像はアンジュー王 ルネ 8月17日のブログ参照 )
アンジェはフランスの歴史が凝縮した街です。
中世に架けられた橋 (Pont de Verdun ヴェルダン橋 ) は、
幾度も洪水や戦争により消失するもその度に再建され、
いまなお石造りの美しい姿を見せています。
16世紀、フランスを二分した
カトリックとプロテスタントの宗教対立 = ユグノー戦争は、
アンジェの街も巻き込みました。
その他様々な戦禍にまみれたアンジェですが、
悲惨な歴史の影はどこにも感じられません。
唯一頑丈な窓だけがその名残りなのでしょうか。
石畳 ・・・
石の家 ・・・
(フランスは石の文化 )
アンジェは、
あてのない散策が似合う街です。
5月下旬からのロワール地方の撮影・取材に際し、
その拠点に美しい古都アンジェを選びました。
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