行徳寺 のすぐ横に立つ岩瀬家。
築およそ300年 ・・・
五箇山・白川郷を通じて
最大の合掌造りです。
岩瀬家はその大きさもさることながら、
つくりの精巧さと
美しさが際立っています。
(2階から行徳寺の庫裡と本堂を望む)
たとえば、
他のほとんどの合掌造りは
栗の木でつくられていますが、
岩瀬家は (総) 欅 (ケヤキ) ・・・
しかも、重要な柱は極太の30cm角。
江戸時代、欅は主に神社仏閣や
武家屋敷に使われました。
18代目の当主が
ていねいに話をしてくれました。
『囲炉裏の火は
合掌造りの生命線です』
立ち昇る熱気が
全体を暖めるわけですから、
囲炉裏恐るべし ・・・ ですね。
居間は武家屋敷を見倣った書院造り。
中央にあまり見慣れない造形物 ・・・
これらは、
民謡を歌い踊る時の伴奏用 ・・・
竹製のいわば打楽器です。
これが実際に使っている様子です。
ところで、最盛期には36人が
暮らしていたというこの合掌造り。
どこに部屋があるのでしょう ・・・
当時、2階、3階には間仕切りを設け
小部屋をつくり、
使用人はそこで寝起きしたそうです。
五箇山相倉 地主神社 歌碑
富山県民謡
こきりこ節
ザ・フォーク・クルセダーズ
コキリコの唄 (LIVE)
JFK-World
こちらの岩瀬家にも立ち寄って、当主の方が演奏して下さったこきりこの音が不思議な美しさに思えて、お土産にこきりこを買いました~~ 家に帰って自分で鳴らそうにも上手く音が揃わず・・・いつしか押し入れの奥に・・・ の思い出が蘇ってきました。
岩瀬家の人は皆親切ですね。
そして、大切な建物と伝統を一生懸命守っていることがわかります。
きれいなメロディですよね。